back

試合レポート|2018プレナスなでしこリーグ第17節・日体大FIELDS横浜戦=試合展開、コメント|レッズプレス!!

top
2018プレナスなでしこリーグ第17節・日体大FIELDS横浜戦=試合展開、コメント

1点が遠く、ホーム最終戦は黒星に

28日(日)、浦和駒場スタジアムで2018プレナスなでしこリーグ第17節日体大FIELDS横浜戦が行われ、0対1で浦和レッズレディースが敗れた。
 
浦和レッズレディースは、GKに池田咲紀子、DFは長嶋玲奈、長船加奈、南萌華、佐々木繭、中盤には、遠藤優、柴田華絵、栗島朱里、吉良知夏、FWに安藤梢と菅澤優衣香が入り、4−4−2の布陣でスタート。対する日体大は守備面を強調した3バックの布陣を敷いてきた。
 
開始5分にはセットプレーを弾き返してカウンターを繰り出すが、ミスとなり好機にはつながらない。
 
28分、自陣でボールをロストすると、そのままシュートまで持ち込まれるが、“守護神”池田のビッグセーブで難を逃れた。

そして、31分にはスルーパスに反応した菅澤が狙うがブロックに遭った。その後もシュート性のクロスを長嶋が狙い、おぼろげではあるが得点への形は作れていた。
 
しかし、44分にピンチが訪れる。右サイドを破られてシュートを打たれるが、池田が片手でセーブしてクロスバーを直撃。いつ失点をしてもおかしくない状況が続いた。
 
後半開始早々の47分のことだった。右サイドからのクロスを中央に詰めていた日体大の平田ひかりに押し込まれて失点。ここで正木裕史監督は長嶋に代えて大熊良奈を投入。得点をもぎ取りにかかる。

前がかりになった浦和レッズレディースは押し込む展開を作り出す。相手の5−4のブロックを崩すため、左右に揺さぶりながら背後を狙う。
 
ただ、日体大も残留争いの真っただ中にいるだけあって死に物狂いで浦和に噛みつく。気持ちのこもったプレーを見せ、最後の部分をきっちりと締め、浦和レッズレディースの攻撃を何度も弾き返した。
 
67分には安藤に代えて白木星を投入。中盤でのこぼれ球の回収率を上げると、76分には大熊が強烈なミドルシュートを放ったが、これはサイドネットとなった。「良いところに当たったがコースが・・・・」(大熊)。
 
そして、78分には最後のカードとして吉良から清家貴子をピッチに送ったが、同点に持ち込めず試合終了の笛が鳴った。
 
残留争いをする相手の圧力に押された格好となった。

「前半は耐えて凌ぐ形となり、うちのやり方に対応をされて失点。勝ちたい気持ちをプレーに出せていれば勝てた試合だったのでもったいない。ゼロで抑えようとしたので悔しい」(池田)。
 
2018シーズン、ホーム最終戦は0−1で敗れる悔しい結果となった。

試合後の挨拶でキャプテンの柴田は次のように語った。

「勝つことが出来ずにすいません。後半戦は結果と内容が出ず苦しいシーズンとなったが、(サポーターの)皆さんの熱い声援、厳しい声が原動力となった。最終節、そして皇后杯の優勝に向けて頑張りたい」
 
シーズンも残り僅かとなった。笑顔で終えるためにも1つ1つの課題に向けてトライを続けていくしか道はない。

日時/10月28日(日)14時キックオフ
会場/浦和駒場スタジアム
試合終了/0対1
主審/吉澤久惠
副審/新田守、柏木涼太
第4の審判員/池田朋代

浦和レッズレディース
監督/正木裕史

先発
GK:池田咲紀子
DF:長嶋玲奈、長船加奈、南萌華、佐々木繭
MF:遠藤優、柴田華絵、栗島朱里、吉良知夏
FW:安藤梢、菅澤優衣香

サブ
GK:伊能真弥
DF:高畑志帆、木崎あおい、長嶋洸
FW:白木星、清家貴子大熊良奈

得点
平田ひかり(日体大)

≪正木裕史監督≫

トレーニングを前向きに取り組み、良い雰囲気の中で迎えられた。前半は決定的なシーンまで行けていたので、決めていればよかった。そこで決められないことが弱さになる。決める力とメンタルを含めた力をつけないといけない。失点はあの形になると選手に言っていた。90分の中で勝点3を取れると思った。今日はノジマが勝ち、リーグ3位は苦しいが、前向きに捉えて次にトライしたい。

(相手守備陣を崩す難しさはあったか?)前半はやれていた、人を超えるアクション、動きもあった。パスの質や決める質を追及したい。

(大熊を右サイドで起用した)インサイドが空いていたのでターンできる選手を起用した。ただ、選手は練習からミスを恐れずやってくれているので、必ず実を結ぶと思う。守備は相手の状況の中で対応してくれている。得点を奪い切ることを追及したい。

≪池田咲紀子≫
入りでバタついたシーンが多く先手を取られた。前半は耐えて凌ぐ形となり、うちのやり方に対応をされて失点した。勝ちたい気持ちをプレーに出せていれば勝てた試合だったのでもったいない。ゼロで抑えようとしたので悔しい。少ないチャンスを決めていれば良かった。個人としてDFのバランスが良くなかったので声をかけつつ、クロスにチャレンジしても良かったと思う。

≪大熊良奈≫
ベンチにいる時から点を取ること、会場を沸かそうと考えていた。チームの流れが悪く、シュートを打って変えようと思った。

(惜しいシュートもあったが)良いところに当たったがコースが・・・・

(相手は残留争いをしているが、気迫を感じた)もの凄く感じた。次戦はベンチに入ること、ピッチに立ったら点を取りたい。

≪南萌華≫
相手の位置を見て配給を心がけた。上手くいったイメージを持ちながらと考えていた。ミスもあるが修正して攻撃につなげたい。

(失点は)チームとして失点が多い中で、きょうはゼロで行こうと話していた。何センチか、あと1歩で防げていた失点もある。細かいところを追及していきたい。やることを変えず自分のプレーに自信を持てば勝ちは付いてくる。DFリーダーとしてチームを助ける選手になりたい。

≪吉良知夏≫
後半の立ち上がりに相手は勢いをもってきたので、入り方が悪かった。クロスを警戒していた中でやられたのは残念。前半も含めてボールを動かせる時間も多かった。焦らずにプレーをしたが1点が遠かった。

(得点が課題)後半戦は3点しか取れていない、そこが影響していると感じる。チームとして最終戦に勝って皇后杯に向けて良い準備をしたい。

≪柴田華絵≫

点を決めないとこういう試合になると痛感した。奪われ方が悪くゴールまでもって行かれてしまった。

(相手の出足やブロックについて)固めてきていた中で揺さぶりながらを意識した。出来ている時はシュートまで行けたが、失点した後に急いでしまったし、相手に勢いが出た。

(得点を取るには)慎重になり過ぎた。大胆に攻撃する所があっても良かった。いい形は作れたがゴールをしないと勝てない。

 ・・・・・・

ログイン・会員登録はコチラから
すべての記事をご覧いただくには、会員登録が必要です。
※既に会員登録済みの場合、ログインを行うことで閲覧可能となります。



レッズレディースTOPへ


(c)REDS PRESS