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試合レポート|2018プレナスなでしこリーグカップ1部Aグループ第8節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦=試合展開、コメント|レッズプレス!!

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2018プレナスなでしこリーグカップ1部Aグループ第8節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦=試合展開、コメント

千葉に1−0完封勝利。次週も浦和駒場で
 

7月1日(日)、2018プレナスなでしこリーグカップ1部の第8節・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦(浦和駒場スタジアム)を迎えた。今大会はグループステージを首位通過する2チームが決勝戦に臨む。浦和レッズレディースはすでに2位以下が決定しているため、決勝に進む切符を逃したが、勝利にこだわる理由はある。

2018プレナスなでしこリーグ1部は9試合を終え、首位の日テレ・ベレーザに勝ち点2差で4位に位置する。9月9日(日)に控える第10節以降の戦いで優勝を狙うため、石原孝尚監督は前節からメンバー選考で顔ぶれを変えながら、チームの総合力を高めている。

次週7月8日(日)の公式戦を最後に完全移籍のために渡独する猶本光は「練習でアクシデントがあった」として欠場。GKは池田咲紀子が入り、最終ラインは前節の日体大FIELDS横浜戦と同様。ボランチは柴田華絵と佐々木繭。右に安藤梢、左に加藤千佳、前線は前節で2ゴールをあげた白木星と菅澤優衣香となった。

試合は開始9分、左サイドを崩し、練習からサイドからのクロスボールを入れる形を繰り返していたというDF長嶋玲奈が入れたボールを最後は白木が2試合連続ゴールを決め、先制した。この後、浦和は追加点を狙いに行ったが、なかなか枠を捉えることができず、1点のアドバンテージのまま、試合は進んだ。

後半に入って、石原監督は日テレ・ベレーザ戦を見据えて、木崎あおいや栗島朱里、吉良知夏、清家貴子を投入する。17時キックオフとはいえ、気温30.5℃。少々風が強いタフなゲームとなったが、浦和は最後まで足を止めることなく、千葉の攻撃を未然に防ぎながら、1−0の完封勝利をおさめた。

次戦もホーム浦和駒場スタジアムで試合を迎える。17時キックオフ、Aグループの首位に立つ日テレ・ベレーザが相手。高畑志帆が「全勝阻止」とキーワードをあげたが、思いきり自分たちの力を発揮し、ベレーザを苦しめたいものだ。それが確実に9月以降の戦い、猶本が去ったあとの戦いにつながるはずだ。

(先発メンバー)
GK池田咲紀子
DF遠藤優(71分→栗島朱里)・長船加奈・高畑志帆・長嶋玲奈(HT→木崎あおい)
MF安藤梢(63分→清家貴子)・柴田華絵・佐々木繭・加藤千佳
FW白木星(77分→吉良知夏)・菅澤優衣香

[控え]
GK松本真未子
DF栗島朱里・木崎あおい・長嶋洸
FW吉良知夏・清家貴子・塩越柚歩


《石原孝尚監督》
(猶本光は)練習中にアクシデントがあり、残念だが、欠場した。チャレンジしながら、勝負するところで、競争しながら進んでいきたいと思っていたので、きょう出た選手はそのまま90分間行っても良いパフォーマンスだった。次のベレーザ戦を見据えて交代枠を使ったが、積極的にやってくれたと思う。やっぱり、公式戦の中でやるのと、日体大戦は大きくメンバーを変えた中でやるのと、レギュラークラスというか、そういう選手とやっていく難しさもあるので、能力の問題というよりは慣れ、経験があるので、長嶋玲奈や遠藤優、白木、良かったと思う。そういう選手たちが点を取り、自信を持っていけば良い。後半に経験ある選手が出ていってくれるというのはゲームをコントロールしながらという点でいうと、やりやすさはあるが、良い形でベレーザ戦にむかっていける。後半戦と皇后杯と入るし、猶本が去る状況なので、良いチャレンジと、ベレーザと良い戦いをする、両方求めてやっていきたい。

《池田咲紀子》
風が強い中での試合だったので、自分自身のプレーを気をつけようと思いながら、味方へも90分間通して声をかけ続け、集中力を切らさないように意識して試合に入った。早い時間で点が入り、追加点を取りたかったが、結果的にしっかりと勝ちきれたというところは次の試合や後半戦の良い結果につながると思うので、勝って良かった。(今季のジェフ千葉戦での初勝利だが)嬉しいが、本当はこれまでも負けてはいけない相手だと思う。このまま勝ち続けていきたい。自分自身は見せ場はなく、味方が集中し、早めに攻撃の芽をつぶしてくれたことが結果的に無失点につながったと思う。フィールドの選手、ベンチの選手を含めて感謝したい。(リーグカップ戦は)決勝には進めないが、そこで消化試合にしてしまうのか、しっかりとリーグの後半戦にむけてつなげていくかというところは大違いだと思う。勝って終わりたい。試合に出たら、チームの勝利を引き寄せられるように、また頑張りたい。

《白木星》
(前節から、菅澤)優衣香さんと話し合いながら、連携は多少、完璧ではないが、関係作りができたと思う。(意識したことは)まずは優衣香さんの近くでプレーして、こぼれ球をもらったり、つなげたり。練習の時から、守備からと言われていた。練習の時から、自分は結構(試合中に)スイッチが切れてしまうので、守備の時にボランチの位置に戻れないことが多々あったが、そこは意識した。90分間のプレーはほぼやってきていなかったので、結構きつかったが、何とかやりきった。リーグ戦への流れもあるし、チームとして勝てたのは良かった。手強い相手、1点の重みがある。しっかりと決められたらと思う。

《長嶋玲奈》
練習からクロスを繰り返してきたが、攻撃に関われるように高めの位置での攻撃参加を狙っていた。得点につながるパスを出せたのは良かったが、それ以外の部分でパスが雑になったり、自分のところでボールを失っていることもあったので改善するところだと思う。1つ1つのパスやトラップを丁寧にするところを練習からやっていかなければいけないなと今回の試合で分かった。試合に出て改善すべき点を学ぶことができたので、良い経験になった。クロスは狙っていた。最後の試合だし、(猶本)光さんの最後でもあるし、しっかりと笑顔で見送れるように勝ちにこだわっていきたい。いつも練習の後など、こうした方が良いとアドバイスをくれる先輩だったので寂しい部分はあるけれど、ドイツへ行っても頑張って欲しい。

《高畑志帆》
まだ全然。個人的にはミスばかりで、本当に仲間に助けられたというか、このピッチに立たせてもらっている以上、結果を残さなければいけないと思っていたので、勝つことができたのは良かったが、もっと高めなければ。応援して頂けるように、自分のプレーで何か感じてもらえるように、自分のコンディションを上げて、またチームの勝利に貢献できるようになりたい。(日テレ・ベレーザ戦は)前回ベンチにいて、悔しい思いもしたし、チームとしても悔しさを感じた。たくさんのサポーターの皆さんが来てくれると思う。その力を持って、ベレーザが全勝で決勝へ進むことを阻止したい。そのために1週間頑張って、自分がそのピッチに立てるように頑張りたい。(猶本光は)同期と言えど、4つ下。異例の10人同時加入。寂しい気持ちもあるが、大きなチャレンジだし、応援したい。今後のレッズレディースを勝たせられるように、彼女に負けないように頑張りたい。

《佐々木繭》
いつも意識していることだが、もう少し縦パスのコースに入って未然に防げれば良かった。守備の方に重点を置いてしまっているので、攻撃に変わった時にはもう少しつなげていかなければ。そのためには判断よくプレーしなければ。体力面のアップも含めて。日テレ・ベレーザとはこの間戦ってみて、サッカーは分かったので同じことをやられないように。1人1人がもう少し、もう1歩ずつでも頑張るところを出せればと思う。


(有賀久子)
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