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試合レポート|2018プレナスなでしこリーグカップ1部Aグループ第5節 日テレ・ベレーザ戦=試合展開、コメント|レッズプレス!!

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2018プレナスなでしこリーグカップ1部Aグループ第5節 日テレ・ベレーザ戦=試合展開、コメント

心がひりつく逆転負け

2018プレナスなでしこリーグカップ1部 Aグループ第5節 浦和レッズレディースはアウェイで日テレ・ベレーザと対戦した。

立ち上がり10分までは浦和のペースで進んだが、時間の経過とともに徐々にベレーザのペースに。

それでも積極的な守備と、GK松本真未子を中心とした身体を張った守備でなんとかしのいだ。劣勢の中、41分に浦和のCK。ゴール前、相手選手のクリアボールを拾ったFW吉良知夏が左足で決め、浦和が先制。1−0で前半を折り返した。

後半に入り、浦和は55分、右サイドから進入したFW安藤梢が左足でミドルシュート。これがポスト直撃。さらに67分、交代したばかりのFW高橋はながシュートを放ったがバー直撃。浦和サイドから大きなため息が二度漏れた。

一方のベレーザは後半、早い段階からFW1人、MF1人 、DF(SB)1人を次々と投入。気温34℃の炎天下。勢いよく飛び出すベレーザの攻撃陣に押し込まれてしまう。

82分、浦和は左サイドを崩され、人数をかけて固めるも、途中交代したMF鳥海由佳の個人技でやられ失点。ここで耐え切れば良かったが、その6分後の88分、今度は浦和の右サイドを突かれ、MF籾木結花に決められ、2失点目。

後半アディショナルタイム、ロングボールで抜け出したFW高橋がGK1対1の場面を作ったものの、ファーストタッチをミスし、絶好のチャンスを不意にしてしまった。

試合は浦和レッズレディースが日テレ・ベレーザに2−1で逆転負け。

カップ戦は1グループ5チームの総当たり戦。A・B両グループ首位が決勝戦を行う大会方式。

浦和は勝点7のままで2位。首位の日テレ・ベレーザは『12』に伸ばし、その差は『5』となった。

浦和が勝てば、首位に立てただけにもったいない結果となった。

シュート数はベレーザ13本に浦和は10本。CKはともに2本ずつ。

ただ、浦和としては決めるべきときに決められず、決められてはいけないときに、決められてしまった試合。

失点では大きくクリアとすべきところを無理やりつないでしまい、相手に拾われる、あるいは、こぼれ球が相手の足元に渡ってしまう運のなさもあった。さらに両チームの選手交代でも差が出た。

次節は6月17日(日)。浦和駒場スタジアムでアルビレックス新潟レディースと午後2時から対戦する。

≪石原孝尚監督≫
(終盤に選手交代して)バランスを崩してしまった。チャンスは作れたが、(バランスの修正に)追われてしまった。狙いとは違ってしまった。

(65分、FW高橋はなの投入について)その時間の前から4−2−3−1のような形を作っていた。元気な選手を入れて、相手CBのボールの持ち出しを狙っていた。最後、チャンスを作っていたこともあり、悪くはなかった。(日テレ・ベレーザの)交代して入った選手がチャンスを作って、やられてしまった。そこを決めていれば、その交代が当たったということになる。

力のある日テレ・ベレーザを困らせることはできた。勝ち切れなかったのは残念。

≪吉良知夏≫
立ち上がりから守備に追われる時間が長く、守備がうまくハマらなかった。そのため、攻撃にパワーをかけられなかった。

(得点シーンについて)いつもはキッカーなので、中に入ることはない。ちょっと相手のところでフラフラしていようかと思ったら、ちょうど良いところにボールが来たので、思い切り打った。相手はゾーンで守っていたため、フリーで打つことができた。確実に枠に入れようと思った。

≪高橋はな≫
(投入された際は1トップに入って起点になる役割?)そうですね。相手のCBに入ったところで狙っていき、ボールを奪ったところで起点になったり、裏に抜け出して、ゴールに向かおうとした。

(試合終了間際、GK1対1になりかけたチャンスがありましたが)自分のタッチミスだった。FWとして、ひとつのチャンスで決め切れなかったり、味方が守備をしてつないでくれたボールを簡単に失ってしまったり、そうした一つひとつのところを減らしていきたい。ひとつのチャンスで決め切る質を上げないと、今後厳しくなる。

≪南萌華≫
前半は前からプレッシャーを掛けていこうとチームでは話し合った。危ない場面はあったが、その点はうまくいき、全員で守備ができた。後半は引く状態が多く、少ないチャンスを相手に決められてしまい、もったいない。こちらもチャンスがあっただけに決め切れれば、ラクな展開になった。守り切れず悔しい。

≪松本真未子≫
(34分、危機一髪の場面で、勇気をもった飛び出しで失点を防ぎました。この場面も含め、この時間帯は揺さぶられながらも良い守備ができていましたが)ボールを保持される時間が長い中、声をかけて集中を切らせないようにした。ベレーザ相手なので、ひとつでもスキがあればやられると思っていた。しっかり集中力を保とうとした。

(足りなかった部分は?)一言で言えば粘りが足りなかった。後半、チャンスが2、3回ある中、決め切れないのはいまの実力。止め切れないのもいまの自分たちの実力。

≪柴田華絵≫
足りないところはいっぱいある。奪ったボールを蹴るしかなかった状態。そこをためるというか、時間を作って、自分たちでボールを動かしてというサッカーをやりたかった。相手にボールを持たれていたので、主導権を握ってやらないと試合の流れとしてもキツく、動かされるのはメンタル的にも厳しくなる。

(佐藤亮太)

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