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試合レポート|2017プレナスなでしこリーグ1部第10節・INAC神戸レオネッサ戦=試合ダイジェスト&コメント|レッズプレス!!

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2017プレナスなでしこリーグ1部第10節・INAC神戸レオネッサ戦=試合ダイジェスト&コメント

1点が遠く、敗戦

5月28日(日)、浦和駒場スタジアムで2017プレナスなでしこリーグ第10節・INAC神戸レオネッサ戦が行われ、0−1で浦和レッズレディースが敗れた。
 
レッズレディースは、GKに池田咲紀子、DFは栗島朱里、長船加奈、高畑志帆、木崎あおい、中盤には、柴田華絵、筏井りさ、猶本光、加藤千佳、FWに菅澤優衣香と吉良知夏が入り、4−4−2の布陣でスタートした。
 
立ち上がりから勢いを持って攻めてくるI神戸。レッズレディースはこれを正面からしっかりと受け止めはね返して行くが、足元のパスを狙われカットされる場面も目立った。しかし、ボールを取られたら“絶対に取り返す”強い意思がピッチから感じられた。
 
24分には左サイドかペナルティエリア内に進入されてシュートを打たれるが、GK池田がこれをブロック。30分にも鋭い縦パスをゴール前に入れられるも、相手のシュートはわずかにクロスバーを越えていった。

レッズレディースのビッグチャンスは32分だった。菅澤がスローインのボールをダイレクトボレーで打つ。これは相手GKに右手1本ではじかれた。その4分後には、最終ラインからのロングパスを受けて菅澤が狙うが、ゴールとはならず。
 
ボールを支配される展開の中、カウンターでスキを突いていく戦い方をするも、最後の部分を崩せず、シュートで終われない苦しい時間帯が続いていた。
 
石原孝尚監督は「守備をはっきりさせること」、「背後のケア」、そして「ボールを運ぶ中でしっかりとシュートを打つこと」をハーフタイムに指示をする。
 
後半に入っても、一進一退の手に汗握る攻防が続く中、76分には35メートル以上の位置から筏井がロングシュートを放つ。そして78分にはまたもやGK池田が強烈なミドルシュートをブロックし、チームの窮地を救った。
 
ここで指揮官は81分には吉良に代え清家貴子を投入。スピードで相手の裏を取りにいく狙いを強めると、86分には加藤に代え白木星を入れて1点をもぎ取りにいく姿勢を出す。
 
しかし、試合終盤に大きなエアポケットがあった。90分、ショートコーナーからのこぼれ球を押し込まれ失点。最後まで粘りを見せたが1点は遠く、チームは6試合ぶりの黒星を喫した。
 
次戦は6月11日(日)、なでしこリーグカップ1部グループステージのI神戸戦と同じ相手が続く。「リーグ戦では負けたのでしっかりと勝ち切りたい」とキャプテンの柴田はリベンジを誓った。
 
チームは成長を続けている。まだまだ伸びシロもある。ピッチでの借りは、ピッチでしか返せない。高い位置でのボール保持とハードワークを徹することで、次戦は勝利を手にしたい。

2017プレナスなでしこリーグ1部 第10節 INAC神戸レオネッサ戦
日時/5月28日(日) 14:00キックオフ
会場/浦和駒場スタジアム(埼玉県)
試合終了/0対1 (前半0対0) 敗戦
観客数/2,305人
主審/朝倉 みな子
副審/坊薗 真琴、永野 貴大
第4の審判員/谷内田 美紀

浦和レッズ
監督/石原孝尚

≪先発メンバー≫
GK:池田咲紀子
DF:栗島朱里・長船加奈・高畑志帆・木崎あおい
MF:柴田華絵・筏井りさ・猶本光・加藤千佳(86分→白木星)
FW:菅澤優衣香・吉良知夏(81分→清家貴子)

≪SUB》
GK:松本真未子
DF:長嶋洸・三谷沙也加
MF:水谷有希・塩越柚歩

□得点□
90分 京川舞(?神戸)

《石原孝尚監督》
ただ悔しい。18試合の中の1試合だが、勝ちたかった。5試合連続無失点でここまできていた。いいバランスで、選手たちもそれを信じて我慢しながら激しく戦ってくれた。勝ち切って終わりたかったが、残念な結果となった。選手の頑張りには感謝をしている。これからカップ戦が始まる。選手交代も5人に増えるので、新しいことにチャレンジしていきたい。きょうは負けているので次は仕返しをしたい。

《柴田華絵》
失点の時間を考えると悔しい。チャンスもあった、後半に点を取れる雰囲気もあった。だからこそ勝ち切りたかった。あの時間の失点はいけない、集中が少し切れてしまった。個人的にはもっと積極的にシュートを打っていけば良かったと後悔している。(カップ戦は)チームとしてやるべきことを継続して質を上げる。いろいろな選手が出場するチャンスもあるので、チームとしてのパターンを増やしていきたい。(?神戸との対戦になるが)リーグ戦では負けたので、しっかりと勝ち切りたい。

《猶本光》
五分五分で、お互いにビッグチャンスが少なかった。後半は打ち合いになり決め切れずに残念。前回対戦では先制され、ディフェンスラインの裏に蹴られたので、しっかりとラインコントロールをしようと、ロングボールに対し、セカンドを拾うことで、相手の選手を自由にさせないことを意識した。運ぶことはできたがシュートまでいけなかったことが課題となる。チームとしてきょうのようなゲームを勝てるように、ゴール前の質を上げ、自分で打開してゴールをする技術を高めたい。次は暑い中でもハードワークをしてリベンジしたい。

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