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試合レポート|2017プレナスなでしこリーグ1部第9節・アルビレックス新潟レディース戦=試合レポート&選手コメント|レッズプレス!!

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2017プレナスなでしこリーグ1部第9節・アルビレックス新潟レディース戦=試合レポート&選手コメント

勢いに乗って、次節のINAC神戸戦へ

気温31.1℃。暑さとの戦いでもあった2017プレナスなでしこリーグ1部第9節・アルビレックス新潟レディース戦は、終わってみれば3−0の完封勝利。これで5試合連続の無失点、さらに4連勝と勢いに乗った状態で、次週、INAC神戸レオネッサ戦を迎える。

今節は、浦和が本来目指す形で試合を進めたわけではなかった。だが、前線に菅澤優衣香、吉良知夏という強力FWを据える今、選手らはまず菅澤をターゲットとし、セカンドボールも拾って、高い位置でコンパクトに攻撃を展開することを狙った。

勝利する中で課題も見え、監督はそれを歓迎した。選手たちも課題すら手応えと感じて、次節INAC戦に挑む。第1戦とは異なる、高ぶる心の状態を結果にどのように生かすことができるか。もう一段階成長するチャンスが次週待っている。

《栗島朱里》
試合の入りのところで、選手みんなで共通して意識したのは暑い中のゲームであるし、(菅澤)優衣香さんをターゲットにし、そのセカンドボールをしっかりと取って攻撃しようということ。

(先制点のラストパスを出したのは)私ですね(笑)。ボールがこぼれてきて、あまり(菅澤)優衣香さんのことは見えていなかったが、サイドのスペースに蹴ったら誰かが行ってくれるかなと思った。(菅澤)優衣香さんがうまく走ってくれて、決めてくれて良かった。得点につながって良かった。

(菅澤)優衣香さんをターゲットにする意識はあったが、それだけではダメなので、自分たちで試合中に(変化を)感じ取って、ボランチを使える時には使うなど、相手の状況に合わせてサッカーをしていかなければいけないなと思った。(試合の中でも変われると思えるのは)昨年と比べて、今は自信というか、ボールをつないでも自分たちはやれると思っているので、そこは自信を持って(プランの変更にも)チャレンジしていきたい。ただ、きょうは全然走っていないくせに足を攣るなんて。自分の身体を恨みます。交代枠を使わせてしまった。

《木崎あおい》
全体的には、前半はリズムよくボールを回せていたが、後半は相手も押し込んできていたので、そこは簡単にサイドチェンジした。全体的に無失点で抑えられたのは良かった。

(初得点は)ずっとゴールが欲しいと思っていたので、個人的に初ゴールを決めることができてうれしい。最近、クロスボールを入れる練習をしている中でクロスボールをあげようと思ったが、相手がそんなに寄せてこなかったので、タテに突破して、思いきり振り抜いた。

(リーグ戦は)最初は負けることもあったが、そこで修正しながら、今は4連勝できている。この勢いのまま、INACにも勝ちたい。これからも成長しなければ試合に出ることができないと思っている。個人の成長はもちろんのこと、チームとしてもレベルアップして試合に絡んでいけるように頑張りたい。

《筏井りさ》

ボランチを使いながら試合を進めるというのは例年やっていることで、今年も狙われてくるなと分かっていたので、そうなった時に、ここ何試合かハマっている、(菅澤)優衣香を狙ってセカンドボールを拾うという選択をした。距離感が良い中で、ボールを拾うことも素早く出来ているので、まずはきょうの試合もそこから入って良いのではないかとプレーしたら、簡単に裏を取ることができたり、そこでボールを拾うことができた。

もう少し攻撃の作りの部分で厚みを持って出来たら良かったが、出足も良かった。相手も思った以上にバテテいた。暑さにやられて、最初良い形で点を取ることができた。(新潟が)もっとボランチにボールをつけて、裏もありつつ、ボランチを使いつつという嫌な攻撃をしてくるかなと思ったが、きょうはそこでミスをしてくれて、手こずることはなかった。

前半で2−0。ただ、2−0は怖いから、後半にも点を狙った。後半最初は相手の方が良かったが、そこも慌てることなくプレーできた。(監督からの指示は)ロングボールに対して光に反応させたいから前めに位置取りした時に、仙台戦では前が競り負けた時にボランチの周りのスペースが広く、やられるということを考えた中で、自分は2人のバランスを止めるのか、どうするのかというのを見ていたが、サイドハーフも気を利かせて中にしぼってくれるので、みんな点を取りたい気持ちもあるし、良いかと思って見ていた。ただ、これからの試合でそこを使われる可能性はある。ちゃんとコントロールしなければいけないので、ちゃんと話し合わなければ。

3点目は相手の横パスもミスだったと思うが、(木崎あおいが)それを無難に拾って、ちゃんとかわして落ち着いてできた。何試合も経験を重ねて、ちゃんと向き合ってやってきている選手がこうやって活躍してくれるのは本当に良いことだなと思う。後ろの2人が粘り強く、そしてサイドバックの二人も声をかけながら身体を張ってくれている。きょうも前半には微妙なピンチもあったが、身体を張って守ってくれるので助かる。(INAC戦を控えるが)前回負けているし、この流れである以上、勝ちたい相手。上位へ行くためには勝たなければいけない相手。頑張りたい。

《猶本光》
きょうは暑さもあり、フネちゃん(長船加奈)や(高畑)志帆さん、(栗島)朱里がフリーになったら、まずは(菅澤)優衣香さんをターゲットにしようということが最初のプランだったので、自分と華(柴田華絵)と(加藤)千佳はセカンドボールを拾うという役割から入った。あまりボールの保持は出来なかったが、前半の2得点はそこから生まれたものだと思うので、(今までのやり方と)両方をバランス良くやれたら良いと思う。

きょうはそういう戦い方を選択していたが、途中からボールを動かせるようになったら、もっと自分たちで流れを変えることなどが今後の課題になるかなと思う。

(2点目のアシストは)(菅澤)優衣香さんがセンターバックをつぶしてくれたので、とりあえずはタテに出して走ろうと思った。そうしたらDFが後ろ向きに走ってきて、本当はその中でシュートへ行きたかったが、カバーがきたので、(吉良)知夏ちゃんがフリーだったので(パスを出した)。決めてくれという形で出した。

後半の最初は流れが良くなかったが、それでも無失点で終われたことは評価できるのではないか。(5試合連続無失点につながる要素として)球ぎわが変わったし、裏にボールを蹴られてもディフェンスラインが先にラインを下げて対応しているというのは失点していた時とは違う。

《菅澤優衣香》
スタートから自分たちのサッカーができたと思う。そして、勝ち点3を取ることができて良かった。(先制点の形は)相手も予測していない形だったと思う。相手が油断したところのスキを狙って、しっかりと決め切ることができたのは良かった。

(移籍した年の前半戦が終わったが)ここ最近失点がないし、自分自身も点を取ることができている。このまま後半戦も良いイメージを持って試合を迎えられたらいいと思う。しっかりとホームゲームで点を取ることができていることをプラスに捉え、後半戦も1戦1戦点を取れるように頑張りたい。

《吉良知夏》
暑い中でのゲームだが、球ぎわにはみんなで行こう、そして絶対に勝とうという気持ちで臨んだ。(菅澤)優衣香が早い時間に得点を決めてくれたが、アルビレックス新潟レディースは得点を取る力があるチームなので、2点目を取りたいと思っていた。その中で(猶本)光が相手を引きつけて、(自分が)フリーなところでパスを出してくれ、落ち着いて決めることができて良かった。

(前半戦は)最初につまづいたが、ゴールデンウィークの連戦から連勝できているので続けていきたい。試合を重ねるごとに動けるようになっている。もっとコンビネーションやコンディションを上げていきたい。これから次に向けて練習していきたい。次節はきょうみたいに厳しい試合になると思うが、先制点を取って無失点で勝てるように頑張る。

《長嶋洸》
初出場、とてもうれしかった。ケガで長く離脱していた分、出ることができて。ずっと立ちたいと思っていた。サポーターの皆さんの前で元気な姿を見せられたことがとてもうれしかった。

(昨年度の、何度かの控えメンバーの時とは気持ちが)全然違った。試合前に(状況によっては出番があることを)言われていた。今週、練習試合でも何回か交代で出してもらっていたので、自分としても調子が上がり、自信もついていた。出たらやってやろうという気持ちで出て、短い時間だったが、ちゃんとできたので良かった。センターバックだし、途中出場は難しいが、そこから気持ちを持っていってできたので良かった。今後、自分の持ち味はキックの精度なので、今は練習の中で守備面でも成長できているので、しっかりとスタメン争いに入って、スタメンをとってやるという気持ちで頑張っていきたい。

2017プレナスなでしこリーグ1部 第9節 アルビレックス新潟レディース戦
日時/5月21日(日) 14:00キックオフ
会場/浦和駒場スタジアム(埼玉県)
試合終了/3対0 (前半2対0) 勝利
観客数/1,549人
主審/山下 良美
副審/草処 和江、梅田 和洋
第4の審判員/對馬 和恵

浦和レッズ
監督/石原孝尚

≪先発メンバー≫
GK:池田咲紀子
DF:栗島朱里(74分→三谷沙也加)・長船加奈(86分→長嶋洸)・高畑志帆・木崎あおい
MF:柴田華絵・筏井りさ・猶本光・加藤千佳
FW:菅澤優衣香・吉良知夏(64分→塩越柚歩)

≪SUB》
GK:松本真未子
MF:遠藤優
FW:白木星・清家貴子

□得点□
7分 菅澤優衣香(浦和)
34分 吉良知夏(浦和)
81分 木崎あおい(浦和)


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