(有賀久子)
池田咲紀子、もうちょっと何か、チームのために出来れば良かった この悔しさを忘れない、リーグの優勝にちゃんと向かって進んでいく、というところに切り替えたい
《池田咲紀子》
自分自身、みんなもそうだったと思うんですけど、必ず勝つという強い気持ちで臨みました。そのために、しっかりと準備して、きょうを迎えて。決して悪い試合の内容ではなかったとは思うんですけど、結果の部分だけ、本当に悔やまれるというか。自分自身も、もうちょっと何か、PK戦もそうですけど、120分の中で、もうちょっと何か、チームのために出来れば良かったかな、と。本当に、本当に悔しい試合でした。
最初の入りのところで、相手に圧倒できるかどうかというのを意識して(試合に)入っていたので、相手も、それは同じだったと思います。(ピンチを迎えたが)ファーストの、そういうピンチを冷静にちゃんと対応できたというのは、自分自身の試合の入りも落ち着きましたし、その後はもう、ディフェンスと集中して守りきれたので、そこは良かった部分でもあったかなと思います。
(相手はカウンター狙いだったが)今言った、最初のピンチのところも、入れ替わりからだったんで、そこだけは無いようにしてもらえたら、という話をディフェンスと声を掛けていて。背後に来るボールとかは、自分が出て行けるボールは出て行くようにするから、出来るだけディフェンスの前で、最悪、キープされちゃっても良いから、入れ替わりだけは無しにしようという感じで、ハッキリとプレー出来るように、共通認識を持っていたかなと思います。
(あとは崩しだったが、後ろから見ていてどのように感じたのか)みんな、頑張ってくれていますし。ゴール前のところは、自分は関われない部分で、後ろから見ていることしか出来ないんですけど、見ていて伝えられる部分はあったと思いますし、みんな、確実に決めに行こうとしてくれて、たぶん、最後の最後まで、崩しにかかってくれたと思うんですけど、ああやって引いてくる相手に対して、そういう風に動かしたいというのが(狙いとして)自分たちにあるんだったら、まずは、たぶん、背後に入れて、とか、それの逆のことをやって、相手をこう引き出したり、とかしなきゃいけないと思うんで、そういうところがちょっと足りなかったかなと、後ろから見ていて思いました。
(PK戦の振り返りは)自分と相手の関係で、すごくボールには集中出来ていましたし、ここというところに踏みこめたというのは良かったと思うんですけど、その後は、自分的には、2本ぐらい、止めていれば、という場面が続いちゃったんで、止めれそうで止められないみたいなのがちょっと続いちゃったんで。そこで、ちょっと自分も流れをつかめなかったかなというのがありました。
難しい状況ではあったんですけど、そこでもっと仕事して、みんなのために、みんな、120分走ってくれていたので、みんなのためになれれば良かったかなと思います。強いボールが来るだろうと思って弱かったりとか、そういう、ちょっとしたズレみたいなのが、1本1本、自分の中で大きくて、迷いまではいかないですけど、ちょっとそういうところで、結果的に負けたんでアレですけど、迷いに繋がったのかなと思います。(飛んだ方は)分析もあったんですけど、この選手が蹴ってくるかなというのが何人かいた中で、実際に蹴ったのは1人だったので、分析のない選手がほとんどでした。そこは、自分の、その場の感覚と駆け引きで、信じて、飛んでいます。
(自身のキックはパッと蹴っていたが)スカウティングされているんだろうなという思いもありますし、やっぱり、そこで、自分が強気に蹴って、というか、そこでもちょっと、こう相手にダメージというか、与えたかったのもあったので、なるべく強気に蹴って、相手もこれは無理だなと思わせたかったというのもあって、きょうは、ああいう蹴り方を選びました。
PKは準備出来るものなので、日々練習していくことも、もちろん大事ですけど、こういう悔しい思いがあるから、90分をより大切にプレー出来ると思いますし、自分も、いつもPK戦になると、そう強く思うので、そうならないように、というか、まずは。この負けを、ただ、負けて悔しかったで終わらせるだけじゃなくて、準決勝、決勝と動いてくれていた方もたくさんいると思うので、いろいろな人の思いがあったというのを、全員で、深く受けとめて、必ず、リーグのところだったりとかに繋げたいと思います。
(アジアのタイトルを獲れなかったことについて)今回の大会もそうですけど、去年、優勝したからこそ、リーグ優勝したからこそ、今回の大会に出られていますし、今年しっかり、リーグに切り替えて優勝できれば、次、来年にリベンジできる機会というのを自分たちでつかみ取れるので、そこに切り替えて。ACLのためだけじゃないですけど、しっかりとリーグ優勝というところに、もう1回、シフトして、この悔しさを忘れない、リーグの優勝にちゃんと向かって進んでいく、というところに切り替えたいです。
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2025/05/11
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