(有賀久子)



パワープレーから高橋はなゴールで追いつくも……ノジマステラ神奈川相模原戦はドロー

11月3日(祝・日)、三菱重工浦和レッズレディースはWEリーグ第7節・ノジマステラ神奈川相模原戦に臨んだ。代表ウイークを挟むが、前節のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦に続き、アウェイゲームとなった。

センターバックは高橋はなと長嶋玲奈。右サイドバックは、ここからまた代表活動にむけて仕切り直しとなる遠藤優、左サイドバックには、後藤若葉が位置した。攻撃陣には、ドリブルが武器の丹野凜々香が先発起用された。

序盤こそ、浦和の前線にボールが集まったが、確実なひと差しがない。はね返えされる印象のなか、こういう試合こそ、気をつけたい。いくら主導権を握る試合であっても、90分の中には、相手の勢いが増す時間帯はある。前半も折り返しに入ったあたりから、相模原の瞬発力のある攻撃が見えてくる。

迎えた37分、浦和は左サイドを抜かれ、中央は高橋、長嶋が人についていたが、その奥をとられた。GK池田咲紀子が構えるも、川島はるなが右足でシュートを流しこみ、相模原が先制。即座に柴田華絵が手を上げ、オフサイドを主張したが、第2節・INAC神戸レオネッサ戦以来の劣勢となった。

ベンチは、ハーフタイムで2枚替え。後藤と丹野を下げ、角田楓佳と藤?智子が入り、重心を前に持っていくが、遠い1点。85分、島田芽依を下げ、岡村來佳を投入。パワープレーに入り、高橋を前線に位置させた。

88分、後方から長いボールが入り、高橋が前線でつぶれると、伊藤美紀がシュート。阻まれたが、塩越柚歩が懸命に足を出し、ボールを下げると、高橋がコントロールし、シュートを放った。ゴールネットを揺らし、1対1。すぐさまボールを回収し、ゲーム再開を促す。

レッズレディースにとって、劣勢で始まった相模原戦を引き分けで終えるわけにはいかない。アディショナルタイム5分。セットプレーを含め、相模原ゴールに迫る。相模原も、人数をかけた守備でゴールマウスに蓋をし、スキがあれば攻撃に転換した。

試合は1対1、引き分けに終わり、5試合を終えて、3勝1敗1分となった。

試合後の楠瀬直木監督の語気は強かった。それだけ満足のいく内容ではなかったということだ。

「ウチは最後の最後、パワープレーでしか点がとれなかった。慎重になりすぎちゃった部分もあるかもしれないんですけど、相模原さんの頑張りには敬意を表したい。

ですが、ウチにとっては負けに等しい引き分けかな、と。引き分けが続くというのは、もう、それだったら、1勝1敗の方が良いわけで。ただ、追いついたというところでは、最後まで頑張ったな、というのがあるんですけど、強い、強いと言われてはいても、それは今までの実績で、そういう風に評価してくれるわけで、今いるメンバーで、はたして強いかとなると、正直、きょうの結果が表しているな、と。

なので、攻撃のクオリティー、思いきりの良さ、ちょっと慎重になりすぎちゃったところもあると思うんですけど、それは1週間の準備も含めて、良い反省材料として、まだ道半ばなところなので。目標を達成するには、そこをクリアしていかないと。やはり、前半のうちに、島田なり、塩越なりが、点をとって差をつける。チームになっていかないと、その先はないなと思っているので、ちょっと休んでから、しっかり、そういう準備して次に向かいたいと思います」

次節は、ホーム浦和駒場スタジアムで、サンフレッチェ広島レジーナ戦を迎える。11月9日(土)、14時キックオフ。

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レディース試合レポート|WEリーグ第7節・ノジマステラ神奈川相模原戦=試合経過|レッズプレス!!

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WEリーグ第7節・ノジマステラ神奈川相模原戦=試合経過

(有賀久子)



パワープレーから高橋はなゴールで追いつくも……ノジマステラ神奈川相模原戦はドロー

11月3日(祝・日)、三菱重工浦和レッズレディースはWEリーグ第7節・ノジマステラ神奈川相模原戦に臨んだ。代表ウイークを挟むが、前節のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦に続き、アウェイゲームとなった。

センターバックは高橋はなと長嶋玲奈。右サイドバックは、ここからまた代表活動にむけて仕切り直しとなる遠藤優、左サイドバックには、後藤若葉が位置した。攻撃陣には、ドリブルが武器の丹野凜々香が先発起用された。

序盤こそ、浦和の前線にボールが集まったが、確実なひと差しがない。はね返えされる印象のなか、こういう試合こそ、気をつけたい。いくら主導権を握る試合であっても、90分の中には、相手の勢いが増す時間帯はある。前半も折り返しに入ったあたりから、相模原の瞬発力のある攻撃が見えてくる。

迎えた37分、浦和は左サイドを抜かれ、中央は高橋、長嶋が人についていたが、その奥をとられた。GK池田咲紀子が構えるも、川島はるなが右足でシュートを流しこみ、相模原が先制。即座に柴田華絵が手を上げ、オフサイドを主張したが、第2節・INAC神戸レオネッサ戦以来の劣勢となった。

ベンチは、ハーフタイムで2枚替え。後藤と丹野を下げ、角田楓佳と藤?智子が入り、重心を前に持っていくが、遠い1点。85分、島田芽依を下げ、岡村來佳を投入。パワープレーに入り、高橋を前線に位置させた。

88分、後方から長いボールが入り、高橋が前線でつぶれると、伊藤美紀がシュート。阻まれたが、塩越柚歩が懸命に足を出し、ボールを下げると、高橋がコントロールし、シュートを放った。ゴールネットを揺らし、1対1。すぐさまボールを回収し、ゲーム再開を促す。

レッズレディースにとって、劣勢で始まった相模原戦を引き分けで終えるわけにはいかない。アディショナルタイム5分。セットプレーを含め、相模原ゴールに迫る。相模原も、人数をかけた守備でゴールマウスに蓋をし、スキがあれば攻撃に転換した。

試合は1対1、引き分けに終わり、5試合を終えて、3勝1敗1分となった。

試合後の楠瀬直木監督の語気は強かった。それだけ満足のいく内容ではなかったということだ。

「ウチは最後の最後、パワープレーでしか点がとれなかった。慎重になりすぎちゃった部分もあるかもしれないんですけど、相模原さんの頑張りには敬意を表したい。

ですが、ウチにとっては負けに等しい引き分けかな、と。引き分けが続くというのは、もう、それだったら、1勝1敗の方が良いわけで。ただ、追いついたというところでは、最後まで頑張ったな、というのがあるんですけど、強い、強いと言われてはいても、それは今までの実績で、そういう風に評価してくれるわけで、今いるメンバーで、はたして強いかとなると、正直、きょうの結果が表しているな、と。

なので、攻撃のクオリティー、思いきりの良さ、ちょっと慎重になりすぎちゃったところもあると思うんですけど、それは1週間の準備も含めて、良い反省材料として、まだ道半ばなところなので。目標を達成するには、そこをクリアしていかないと。やはり、前半のうちに、島田なり、塩越なりが、点をとって差をつける。チームになっていかないと、その先はないなと思っているので、ちょっと休んでから、しっかり、そういう準備して次に向かいたいと思います」

次節は、ホーム浦和駒場スタジアムで、サンフレッチェ広島レジーナ戦を迎える。11月9日(土)、14時キックオフ。

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