(有賀久子)

5対3で長野に勝利。3月の7連戦を終えて暫定首位キープ

3月、三菱重工浦和レッズレディースは7試合に臨んだ。身体の負担、細かく言えば、膝への負担はどのぐらい掛かっているか。疲労回復の曲線に変化があるのか。この先、この1ヶ月間の影響が、どのように現れるかは正直なところ、分からない。

ポジティブな面で言えば、全員で乗り越えた1ヶ月間が、よりチームの結束を強くした。皇后杯で負傷した安藤梢、猶本光の存在もだ。ベンチに掲げられたユニホームだけではなく、会場で直接、戦いに臨む選手たちに勇気を与えた2人だった。

6勝1分。うち4試合はクリーンシートでの勝利。暫定だが、首位に立っている。

7試合目となる3月31日(日)、浦和はアウェイの地で、AC長野パルセイロ・レディースと対戦した。昨シーズン、逆転負けを喫した場所であり、あの日ピッチに立ったGK福田史織は今シーズンの初出場となった。

前半立ち上がりからスコアが目まぐるしく動いた。
ライン際でボールを残した遠藤優の運びから、2分、縦で受けた清家貴子の右からのクロスのクリアがオウンゴールとなり、浦和が先制に成功。6分もまた、遠藤のプレスから始まった。すぐさま清家がフォローし、ボールを受けると、前線のスペースにパス。ここに走りこんだのは、島田芽依。2対0とした。

冷静だったのは、10分の失点後の攻撃だ。

ビルドアップのスタートで引っ掛かり、防げた失点であったが、決して下を向いて難しい試合にはせず、細かいパスを繋いで相手陣内に入り、ボックスに近い位置での相手のパスミスを遠藤がマイボールにし、11分、清家→栗島朱里の連係で抜け出し、マイナスのクロスに塩越柚歩が合わせ、シュート。再び2点差とした。

長野戦は、まだ試合が動く。

18分、最終ラインでの繋ぎの中で1メートルほど、パスと受け手のポジショニングに違いが出て、ルーズなボールを奪われた。3対2。仕切り直しからボールを繋ぎ、最後はDFの間で受けた清家がスピードにのってDF2人を置き去りにして、G Kと1対1。しっかりとゴール右に流しこんだ。7試合連続ゴールとなる、圧巻のシュート。もちろん、ランキングトップを走る。31分には、G Kのキックを島田がカットし、無人のゴールにシュート。2得点目を決め、5対2とした。
ハーフタイムに「もう一度、リセットして立て直そう」という声がかかったが、次にスコアが動いたのは、74分。失点の場面だった。相手のロングキックを受け、五分五分のボールをおさめられず、長野MF伊藤めく?みがこの日2点目を決め、1点を返した。浦和は、後半はゴールを奪えず、リードを伸ばすことができなかった。

WEリーグ第13節・長野戦は、5対3で浦和が勝利。暫定で首位をキープした。次節は4月14日(日)にホーム浦和駒場スタジアムで、ノジマステラ神奈川相模原と対戦する。午後2時キックオフ。


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WEリーグ第13節・AC長野パルセイロレディース戦=試合経過

(有賀久子)

5対3で長野に勝利。3月の7連戦を終えて暫定首位キープ

3月、三菱重工浦和レッズレディースは7試合に臨んだ。身体の負担、細かく言えば、膝への負担はどのぐらい掛かっているか。疲労回復の曲線に変化があるのか。この先、この1ヶ月間の影響が、どのように現れるかは正直なところ、分からない。

ポジティブな面で言えば、全員で乗り越えた1ヶ月間が、よりチームの結束を強くした。皇后杯で負傷した安藤梢、猶本光の存在もだ。ベンチに掲げられたユニホームだけではなく、会場で直接、戦いに臨む選手たちに勇気を与えた2人だった。

6勝1分。うち4試合はクリーンシートでの勝利。暫定だが、首位に立っている。

7試合目となる3月31日(日)、浦和はアウェイの地で、AC長野パルセイロ・レディースと対戦した。昨シーズン、逆転負けを喫した場所であり、あの日ピッチに立ったGK福田史織は今シーズンの初出場となった。

前半立ち上がりからスコアが目まぐるしく動いた。
ライン際でボールを残した遠藤優の運びから、2分、縦で受けた清家貴子の右からのクロスのクリアがオウンゴールとなり、浦和が先制に成功。6分もまた、遠藤のプレスから始まった。すぐさま清家がフォローし、ボールを受けると、前線のスペースにパス。ここに走りこんだのは、島田芽依。2対0とした。

冷静だったのは、10分の失点後の攻撃だ。

ビルドアップのスタートで引っ掛かり、防げた失点であったが、決して下を向いて難しい試合にはせず、細かいパスを繋いで相手陣内に入り、ボックスに近い位置での相手のパスミスを遠藤がマイボールにし、11分、清家→栗島朱里の連係で抜け出し、マイナスのクロスに塩越柚歩が合わせ、シュート。再び2点差とした。

長野戦は、まだ試合が動く。

18分、最終ラインでの繋ぎの中で1メートルほど、パスと受け手のポジショニングに違いが出て、ルーズなボールを奪われた。3対2。仕切り直しからボールを繋ぎ、最後はDFの間で受けた清家がスピードにのってDF2人を置き去りにして、G Kと1対1。しっかりとゴール右に流しこんだ。7試合連続ゴールとなる、圧巻のシュート。もちろん、ランキングトップを走る。31分には、G Kのキックを島田がカットし、無人のゴールにシュート。2得点目を決め、5対2とした。
ハーフタイムに「もう一度、リセットして立て直そう」という声がかかったが、次にスコアが動いたのは、74分。失点の場面だった。相手のロングキックを受け、五分五分のボールをおさめられず、長野MF伊藤めく?みがこの日2点目を決め、1点を返した。浦和は、後半はゴールを奪えず、リードを伸ばすことができなかった。

WEリーグ第13節・長野戦は、5対3で浦和が勝利。暫定で首位をキープした。次節は4月14日(日)にホーム浦和駒場スタジアムで、ノジマステラ神奈川相模原と対戦する。午後2時キックオフ。


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