(スポーツジャーナリスト:松原渓)
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2大会ぶりのタイトルに向けて、また1つ、前進した。1月14日の皇后杯・準々決勝で、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースを2対0で撃破。
攻守の連動、球際の強度、切り替え、動き直し、判断スピード。すべての歯車がかみ合い、ミスも少なく、90分間を通して、隙のない試合運びだった。楠瀬直木監督も、「1試合1試合、メンタル的にも強くなっている。ラインの上げ方も揃ってきて、奪ってから攻めに繋げる選択肢も良くなってきた」と、試合後の言葉は澱みなかった。
チームをベスト4に導く2ゴールを決めたのは、安藤梢だ。
先制点は「(菅澤)優衣香が(頭で)後ろに逸らしてくれるという信頼があった」と、ロングボールのこぼれ球に走りこみ、左足を振り抜いた。50分には、菅澤への左足クロスがそのままゴールイン。難易度の高い2ゴールで勝利を引き寄せた。
チーム事情でセンターバックでの出場が続いていたが、1月7日のWEリーグ・大宮戦で久々に左サイドハーフで先発し、2得点。この試合も左サイドでチームを牽引し、地元・栃木で決めたゴールに「最高です」と、喜びもひとしおだった。
「“年齢はただの数字”と自分で言った以上は、しっかりパフォーマンスを見せていきたい。前のポジションで出る時は、自分らしくドリブルで仕掛けてゴールを狙う姿を皆さんにお見せして、ちょっと驚かせたい気持ちがあります」
準決勝の相手は、カップ戦王者の広島。カギを握るのは、やはり絶好調の安藤だろう。相手に警戒された時こそ、百戦錬磨の駆け引きは輝きを増すはずだ。
(スポーツジャーナリスト:松原渓)
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