「流れを変える、勢いをつけられる選手になりたい」。1得点1アシスト、さすがの菅澤優衣香、そして楠瀬監督からのエール
ボールを持ち、押し込んでいるが崩せない浦和。決して引いているわけではないが、守備に張り付かないといけない千葉L。
特に前半、両チームともにストレスのたまる試合だったはずだ。
こうした試合を左右するのは先制点。そしてそこまでの覚悟の量。
浦和は千葉Lのコンパクトなサッカーに手を焼いたが、点が取れないことより、失点しないことを優先した。
前半2失点した前節・東京NB戦の反省を含め、「前半は0‐0で良し(柴田)」の割り切りのよさ、そして「後半勝負」の進軍ラッパはチーム内のブレない共通認識。
焦れずにじっくりボールを動かしながら、ゴールを狙い続けた。
そのなか、効果的だったのは前節同様、交代選手の活躍。
特に後半19分に投入された菅澤がわずか3分で貴重な先制点。驚くやらありがたいやら。相手にとってはこれほど怖いカードはないだろう。
それでも菅澤は前線で滅私奉公に動き回った島田のプレーを褒めるなど、みんなのおかげと言わんばかり。
さらに清家の浮き球のパスをスライディングしながら合わせて、押しこんだシュートは点取り屋ならではの感覚。
「ちょっと相手のほうが前にいたので走りこんだら、間に合わない。どちらかといえば、スライディングで相手より先に触ろうというイメージ(菅澤)」
口でいうほど簡単ではない、さすがのゴールだった。
さらに「意思疎通」と評した2点目のアシストもお見事。
ヒザの状態と相談しながら、短いながらも与えられた時間で結果、1人で試合を決めてしまったといっても過言ではない。
菅澤は「まだリーグ始まって、試合に出場して2試合目。今後、後半、途中から出る試合があるなら流れを変える、勢いをつけられる選手になりたい。もちろん点を取りに行くようにしたい」と切り札的な役割を買って出たが、楠瀬監督はそれを許さない。
「(途中出場からの活躍は)たいしたもんだが、(菅澤には)スタートから90分でというのを目指してほしい。彼女には五輪を目指してほしいしまだまだ前に進んで欲しい。ケガの復帰具合もあるが、そのようにしてほしい」とまだまだ終わらせない。いや、むしろこれからといったエールともいえる。これは前節同様、途中出場ながら点に絡んだ塩越にも向けられているかもしれない。
菅澤の躍動の一方、角田がリーグ初先発でフル出場を果たした。
プレーに関して、チームメイトからの評価はもともと高い角田が今後、出場時間が長くなることは間違いなさそうだ。
タイ遠征を含め、今月6連戦を戦った浦和は5勝1分と無敗で乗りきったことは今後に必ずつながるはずだ。そしてチームは2週間後の中断期間を経て、勝点「7」(2勝1分1敗)の新潟Lとのアウェイゲームに備える。
ここからは余談。
アウェイゴール裏となる通称・出島を見ると千葉Lのサポーターが10人ほどいた。
少数精鋭、小雨が降るなか、声を限りに応援していた。
おそらく千葉は男女両チームを応援するサポーターが多いのだろう、奇しくもきょうはJ1昇格プレーオフ準決勝がある日。そのためにこの人数となったと思われるが、千葉Lイレブンには心強かったはず。
少ないながらもこうしたサポーターをクラブ、チーム、WEリーグは大事にしなければならない。それとともに、増やしていくべきだと改めて思った。
寒いなか、両チームサポーター、お疲れ様でした。
・・・・・・
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「流れを変える、勢いをつけられる選手になりたい」。1得点1アシスト、さすがの菅澤優衣香、そして楠瀬監督からのエール
ボールを持ち、押し込んでいるが崩せない浦和。決して引いているわけではないが、守備に張り付かないといけない千葉L。
特に前半、両チームともにストレスのたまる試合だったはずだ。
こうした試合を左右するのは先制点。そしてそこまでの覚悟の量。
浦和は千葉Lのコンパクトなサッカーに手を焼いたが、点が取れないことより、失点しないことを優先した。
前半2失点した前節・東京NB戦の反省を含め、「前半は0‐0で良し(柴田)」の割り切りのよさ、そして「後半勝負」の進軍ラッパはチーム内のブレない共通認識。
焦れずにじっくりボールを動かしながら、ゴールを狙い続けた。
そのなか、効果的だったのは前節同様、交代選手の活躍。
特に後半19分に投入された菅澤がわずか3分で貴重な先制点。驚くやらありがたいやら。相手にとってはこれほど怖いカードはないだろう。
それでも菅澤は前線で滅私奉公に動き回った島田のプレーを褒めるなど、みんなのおかげと言わんばかり。
さらに清家の浮き球のパスをスライディングしながら合わせて、押しこんだシュートは点取り屋ならではの感覚。
「ちょっと相手のほうが前にいたので走りこんだら、間に合わない。どちらかといえば、スライディングで相手より先に触ろうというイメージ(菅澤)」
口でいうほど簡単ではない、さすがのゴールだった。
さらに「意思疎通」と評した2点目のアシストもお見事。
ヒザの状態と相談しながら、短いながらも与えられた時間で結果、1人で試合を決めてしまったといっても過言ではない。
菅澤は「まだリーグ始まって、試合に出場して2試合目。今後、後半、途中から出る試合があるなら流れを変える、勢いをつけられる選手になりたい。もちろん点を取りに行くようにしたい」と切り札的な役割を買って出たが、楠瀬監督はそれを許さない。
「(途中出場からの活躍は)たいしたもんだが、(菅澤には)スタートから90分でというのを目指してほしい。彼女には五輪を目指してほしいしまだまだ前に進んで欲しい。ケガの復帰具合もあるが、そのようにしてほしい」とまだまだ終わらせない。いや、むしろこれからといったエールともいえる。これは前節同様、途中出場ながら点に絡んだ塩越にも向けられているかもしれない。
菅澤の躍動の一方、角田がリーグ初先発でフル出場を果たした。
プレーに関して、チームメイトからの評価はもともと高い角田が今後、出場時間が長くなることは間違いなさそうだ。
タイ遠征を含め、今月6連戦を戦った浦和は5勝1分と無敗で乗りきったことは今後に必ずつながるはずだ。そしてチームは2週間後の中断期間を経て、勝点「7」(2勝1分1敗)の新潟Lとのアウェイゲームに備える。
ここからは余談。
アウェイゴール裏となる通称・出島を見ると千葉Lのサポーターが10人ほどいた。
少数精鋭、小雨が降るなか、声を限りに応援していた。
おそらく千葉は男女両チームを応援するサポーターが多いのだろう、奇しくもきょうはJ1昇格プレーオフ準決勝がある日。そのためにこの人数となったと思われるが、千葉Lイレブンには心強かったはず。
少ないながらもこうしたサポーターをクラブ、チーム、WEリーグは大事にしなければならない。それとともに、増やしていくべきだと改めて思った。
寒いなか、両チームサポーター、お疲れ様でした。
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