「勝つだけだと次につながらない」安藤梢の言葉からわかる強さの要因とは
浦和の魅力、楽しさ、らしさが詰まった試合だった。
糸でつながっているようなパス交換なるコンビネーションがあれば、目の覚めるような個人技あり。そして、以心伝心あり。
前半、失点したものの、先制、追加、ダメ押しと試合を作り、打ったシュートは18本。
「試合としては完敗に近いと認識している」と相模原・菅野将晃監督。
「スピード、高さ、技術を持った相手が我々よりもよく走り、より賢く走っている状況。なかなか相手を上回るのは難しい」と言わしめた。
浦和にとってはこれ以上にない賛辞かもしれない。
前節・EL埼玉戦に比べ、オープンな展開になった。こうなると浦和に分(ぶ)は良く、やりやすかったはずだ。
相模原のプレスに戸惑ったが後半にかけ修正が施され、うまく回避ができたのもチーム力の高さを物語る。
思えば、シーズン当初は苦しかった。南萌華の移籍に長期離脱者続出と決して良い状況ではなかった。
しかし、だからこそみんなで乗り越えようとした。福田、石川、島田の若手が起用され、すっかり主力級に。
安藤のセンターバック起用などコンバートで乗り切った。
うまくいくかどうか、わからない。
しかし乗り越えたからこそいまの強さがある。
その強さの根源はなにか。
ヒントを安藤梢が教えてくれた。
「ただ勝っていくのではなく、成長しながら勝っていくことが大事。勝つだけだと次につながらない。きょう出た課題もしっかり取り組んで次に生かしたい」
ただ勝っただけではない。勝ったなかにもなにかより良いやり方があったはずだ。
そうした意識が共有され、常にチーム内で俎上にあがっていると想像できる。負ければ、なおさらのこと。課題をひとつずつ潰していく。できなかったことができるようになって初めて成長といえる。
まだまだ発展途上。だからこそ首位に立っても喜びの声はなく、戒めの言葉が続いた。
「油断しないように1試合、1試合、気を引き締めたい(福田)」
「自分たちが試合をやって勝つだけ(水谷)」
「これからも勝ち続けることには変わりない(猶本)」
「最終的にいたいところは一番上なので、そこを見据えて、足元をみていきたい(栗島)」
異口同音に語る。
リーグは後半戦。ここで油断しては困ってしまうが・・・9勝1敗は立派な戦績。
右手に大きな自信を。
左手に「いまのままでいいのか」という疑いに近い、あるいは自戒に似た自己確認を。
この2つを手に残り試合を戦い抜く。
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「勝つだけだと次につながらない」安藤梢の言葉からわかる強さの要因とは
浦和の魅力、楽しさ、らしさが詰まった試合だった。
糸でつながっているようなパス交換なるコンビネーションがあれば、目の覚めるような個人技あり。そして、以心伝心あり。
前半、失点したものの、先制、追加、ダメ押しと試合を作り、打ったシュートは18本。
「試合としては完敗に近いと認識している」と相模原・菅野将晃監督。
「スピード、高さ、技術を持った相手が我々よりもよく走り、より賢く走っている状況。なかなか相手を上回るのは難しい」と言わしめた。
浦和にとってはこれ以上にない賛辞かもしれない。
前節・EL埼玉戦に比べ、オープンな展開になった。こうなると浦和に分(ぶ)は良く、やりやすかったはずだ。
相模原のプレスに戸惑ったが後半にかけ修正が施され、うまく回避ができたのもチーム力の高さを物語る。
思えば、シーズン当初は苦しかった。南萌華の移籍に長期離脱者続出と決して良い状況ではなかった。
しかし、だからこそみんなで乗り越えようとした。福田、石川、島田の若手が起用され、すっかり主力級に。
安藤のセンターバック起用などコンバートで乗り切った。
うまくいくかどうか、わからない。
しかし乗り越えたからこそいまの強さがある。
その強さの根源はなにか。
ヒントを安藤梢が教えてくれた。
「ただ勝っていくのではなく、成長しながら勝っていくことが大事。勝つだけだと次につながらない。きょう出た課題もしっかり取り組んで次に生かしたい」
ただ勝っただけではない。勝ったなかにもなにかより良いやり方があったはずだ。
そうした意識が共有され、常にチーム内で俎上にあがっていると想像できる。負ければ、なおさらのこと。課題をひとつずつ潰していく。できなかったことができるようになって初めて成長といえる。
まだまだ発展途上。だからこそ首位に立っても喜びの声はなく、戒めの言葉が続いた。
「油断しないように1試合、1試合、気を引き締めたい(福田)」
「自分たちが試合をやって勝つだけ(水谷)」
「これからも勝ち続けることには変わりない(猶本)」
「最終的にいたいところは一番上なので、そこを見据えて、足元をみていきたい(栗島)」
異口同音に語る。
リーグは後半戦。ここで油断しては困ってしまうが・・・9勝1敗は立派な戦績。
右手に大きな自信を。
左手に「いまのままでいいのか」という疑いに近い、あるいは自戒に似た自己確認を。
この2つを手に残り試合を戦い抜く。
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