2022‐23 Yogibo WEリーグ第10節が各地で行われ、三菱重工浦和レッズレディース（以下・浦和）はホーム・浦和駒場スタジアムでちふれASエルフェン埼玉（以下・EL埼玉）と対戦した。

【スタメン】
GK福田史織
DF遠藤優・長船加奈・石川璃音・水谷有希
MF柴田華絵・栗島朱里・島田芽依・猶本光・清家貴子
FW菅原優衣香

柴田が12月11日に行われた第6節のINAC神戸戦以来、3カ月ぶりに先発復帰を果たした。

前半、コンパクトなEL埼玉の守備にスぺ―スをつかえない浦和。

細かいパスでつなぐ、あるいは最終ラインからロングボールを試みるもシュートはおろか、ゴールに近づけずにいた。

こうした試合ではミスが命取り。

23分、パスを受けようとした柴田がスリップ。このルーズボールを拾われ、EL埼玉FW祐村がミドルシュート。これをGK福田がパンチングで逃れる危ないシーンがあった。
これといったチャンスがなかった浦和。

終了間際、EL埼玉クリアボールが味方の顔面に当たったこぼれ球につめた菅澤が決定機を作ったが、決められず、前半終了となった。

後半に入り、菅澤・清家の2トップに変更。ここから攻勢に出る。

47分、カウンターから清家がペナルティエリア内に進入しシュートも枠外。

52分、長船の縦パスに抜け出した菅澤が決めたがオフサイド。

58分、猶本のスルーパスに清家がラインぎりぎりからシュートもわずかゴールならず。その
直後。浦和ベンチは島田を下げ、塩越を投入。右MFに入った。

63分には遠藤を下げ、安藤を投入。
安藤は右MF。塩越はボランチに、栗島は右SBに移った。

70分にはコーナーキックの流れから柴田のクロスに長船がヘッド。

80分、右サイド・安藤のクロス。相手選手のこぼれ球を塩越がミドルシュート。相手GK、なんとかキャッチ。

押すに押す浦和。終了間際89分、安藤、菅澤をつなぎ塩越がスルーパス。これを清家がこの試合、5本目のシュートをキッチリ流し込み、待望の先制点をあげた。

長く感じられたアディショナルタイム3分。浦和がしのいで1－0の完封勝利。リーグ4連勝とした。

浦和は勝点を「24」に伸ばし、首位INAC神戸と勝点1の2位で追走している。

【交代】
59分 MF島田→MF塩越柚歩
63分 DF遠藤→FW安藤梢
84分 DF水谷→MF佐々木繭