レディース試合レポート｜皇后杯4回戦・AC長野パルセイロレディース戦=試合経過｜レッズプレス!!

（佐藤亮太）

皇后杯JFA第44回全日本女子サッカー選手権大会4回戦が行われ、三菱重工浦和レッズレディース（以下・浦和）はAC長野パルセイロ・レディース（以下・長野）と対戦した。

【スタメン】
GK福田史織
DF遠藤優・石川璃音・安藤梢・水谷有希
MF塩越柚歩・栗島朱里・島田芽依・猶本光・植村祥子
FW菅澤優衣香

FW植村が今季2度目の先発。MF栗島が昨年10月10日に行われた昨季のWEリーグ第5節の長野戦以来、約1年2ヵ月ぶりのスタメン。ボランチ起用となった。

試合は前半5分、DF遠藤のロングボールに追いついたFW菅澤がドリブルで進みながらキープ。これを後方から走ってきたMF猶本にボールが渡ると、そのままペナルティエリア内に進入。思い切り、振り抜いたシュートがネットを揺らして浦和早くも先制を果たす。

さらに18分、MF栗島のパスを受けたFW菅澤がゴールに流し込み、追加点をあげた。

その後も26分には右サイドから進入したDF遠藤がシュートを放つも、枠まであとわずか3センチ。

35分には、右サイドでFW菅澤が入れたボールを、ゴール中央でMF猶本がシュートと攻勢をかけた。

しかし、前半アディショナルタイム。長野、左サイドFW川船暁海の横パスはゴール中央を抜け、右サイドへ。フリーで待ち構えたMF奥津礼奈がミドルシュートを打つ。これを決められ、浦和失点。1‐2で前半を折り返した。

試合を決めるためにも追加点が欲しい浦和。

後半9分、左サイドから進入したMF植村のマイナスのパスにFW菅澤がシュートも枠を外れる。

14分にはインターセプトからMF猶本が推定50メートルのドリブルを仕掛け、シュート。ファンブルしたGKとしてはヒヤリとしたシーンだっただろう。

その直後の15分。MF栗島のパスを相手選手が処理を誤る。これを拾ったFW菅澤がGKと1対1となってチップキック。GKの頭上を越えてネットを揺らし、3点目となった。

点差を維持したい浦和。前半終了前の失点を防ぎたいところだが、長野が少ないチャンスをモノにしようと必死に攻める。30分、長野の強烈なミドルシュートをGK福田が弾き、失点を間逃れた。

終盤にFW西尾、MF丹野の若手選手、そしてケガから復帰の佐々木らがピッチに送り出された。

試合は猶本、菅澤の2得点で3‐1で浦和が快勝。ベスト8進出を決めた。

【得点】
浦和
5分 猶本
18分、60分 菅澤

長野
45＋1分 MF奥津礼

【交代】
81分MF植村→FW西尾葉音
83分MF島田→MF丹野凜々花
83分MF栗島→MF佐々木繭