WEリーグ第3節・サンフレッチェ広島レジーナ戦が浦和駒場スタジアムで行われ、三菱重工浦和レッズレディースが2－1で勝利を収めた。

《スタメン》
GK伊能真弥
DF遠藤優・高橋はな・石川璃音・長嶋玲奈
MF清家貴子・塩越柚歩・柴田華絵・猶本光・安藤梢
FW菅澤優衣香

《交代》
66分長嶋→MF水谷有希
73分塩越→MF栗島朱里
83分清家→FW島田芽依

≪得点≫
70分清家（浦和）
84分谷口（広島）
86分島田（浦和）

ゴールキーパー伊能がリーグ戦初先発。猶本がトップ下、菅澤が1トップに入る[4－2－3－1]の布陣でスタートした。

果敢にプレスをかけたS広島Rの勢いに負けることなく、浦和がパスをつなぐ。ボランチを務める柴田と塩越が舵を取り、10分には中盤のキープからゴール前に飛び出した塩越がファーストシュートを放った。

20分、自陣でのミスパスからピンチを招いたが、石川がこれを跳ね返した。

その後は、受け手と出し手の認識がズレてロストが増え、リズムを生み出せない。それはS広島Rも同じで、互いに決め手を欠く状態が続いた。

前半終了間際、右サイドの清家を中心に攻撃を仕掛けて、上げたクロスに対してはこぼれ球に反応した高橋が積極的にシュートを狙う。だがこれも決まらず、スコアレスで前半を終えた。

60分に右サイドハーフからフォワードに移った清家が、自慢のスピードを生かして相手最終ラインの背後を狙う。それが功を奏したのが69分。清家が推進力を生かしてドリブルでゴール前に迫ると、たまらず相手DFがファウル。PKの判定となり、これを清家がゴール右スミに決めた。

先制後、74分には菅澤がディフェンスラインを突破しシュートを狙うがディフェンダーにブロックされてしまう。80分にはゴール前のこぼれ球を安藤が押し込んだが、これはオフサイドの判定だった。

残り時間をしのぎたかった浦和だが、84分にコーナーキックから失点。それでも、途中から投入された島田がゴール前に上がったボールを左足で押し込み、2－1。浦和は開幕3連勝のスタートダッシュに成功した。

「WE ACTIONDAY」の次節を挟み、12月3日（土）に大宮アルディージャVENTUSと敵地で対戦する。