楠瀬直木監督「ちょっと油断や慢心があった。締まりのないゲーム」
清家貴子「久しぶりの声出し応援は幸せに感じた」
栗島朱里「ケガをしてから、この試合を目標にやってきた」

《楠瀬直木監督》
開幕戦の埼スタというところがあって緊張というか…気負いがきのう、おととい、あたりからあり、心配していた。

序盤から勢いは出せ、得点できて良かった。

後半、もう少しボールを握りたかった。長野のおかげでこちらの課題が浮き彫りになった。少し気にしている点が出たので改善したい。

3点入ったが、その直後にミスからの失点してしまった。双方、5得点入ったので、見ているファン・サポーターの方は面白いかもしれないが、こちらとしては、しっくりこない、しまりのないゲームとなった。

埼スタはピッチが良く、サポーターのかたは身近に感じられ、力が発揮できた。来週は東京NB戦なので、良いゲームができるようにしたい。

Q:さきほど語った課題とは?
なんでも言うとわかってしまうので…ビルドアップのところで、みんなうまくパスをまわせるが、テンポがゆっくりになったり、もう少し早く裏を狙っても良かったシーンもあった。

狙われているのにもかかわらず、入ってしまったり…その考えに良い悪いはあるが、リスクマネージメントを踏まえ「そこじゃないんだよな」という判断がいくつかあった。あと最後の崩しのところで意図的な崩しはあったが、崩しきれなかった。

Q:島田選手の起用について。
A:島田選手は成長しているので、どこかでチャンスを与えたかった。フレッシュ感と少しでも長い時間、ピッチに立たせたかった。最近の練習でも良いボールを蹴っていた。結果を出してくれてよかった。スタッフが一番、喜んでいた。

Q:1年ぶりの出場となる栗島選手の起用について
A:医学的にどこで復帰させるか正解はないが、7カ月、8カ月でじゅうぶんだろうという判断はあるなか、チームでケガ人が出ていたことか(栗島本人が)慎重になっていた。
肉体的には大丈夫でも、メンタル的になかなか取り組めない時期があった。練習でもボールのクロスをよけたりしたことがあったが、乗り越えてきた。

きょうはいい流れの時間、点差が開いたら、出そうかなと考えていた。練習からしっかりとしたプレーを見せていたので、僕らとしては大丈夫だろうと判断していた。あとは背中を押すだけだった。

(右サイドバックの起用は)いきなり360度のプレーが要求されるボランチより右サイドバックのほうがプレーしやすいという意図でスタートした。僕らが思う以上に良かったので嬉しかった。

Q:今後は右サイドバックからボランチへの起用の可能性はありますか。
A:塩越をもう少し前のポジションでプレーさせたり、柴田のコンディションを含めて、両方とも視野にいれて考えている。選択肢は増える。

Q:ミスからの2失点について。
A:思い切り書いてください。ちょっと油断や慢心があった。
カップ戦決勝でも感じていた。本人だけの問題ではなく、受け手の問題もある。(そうしたミスを)やってはいけない選手。そこは厳しくいきたい。(石川選手については経験の部分があるのでは)経験というところで逃げるわけにはいかない。仕方ないでは済まない。


《清家貴子》
結果として勝てたが、序盤からミスが目立ち、難しい運びになった。
そのなかで自分も得点でき、チームとして3点取って勝てきれたことは成長。なにより埼スタで久しぶりの声出し応援は幸せに感じた。

Q:ゴールシーンについて
A:自分の前にこぼれてきて…もしかしたらいままでなら前につっこまなかったかもしれない。
ここ最近、ゴールしたい気持ちが強いので、しっかり詰めた。
振り向きざまでも入るなと思い、シュートを打った。

Q:攻めあぐねるシーンがありましたが。
A:長野のプレッシャーがきつく、裏返したいと考えたが、ボールがよく走るピッチだったので裏に通らず、苦しい時間帯はあった。チームとして耐えるときと考えていた。
失点はあったが嫌な流れのなか、崩された失点ではなかった。
ミスからの失点だったが相手の攻撃に耐えることができた。

Q:声出し応援について。
A:アップのときから歓声が聞こえて、「自分のチャントってこれだったな」と感じた。気分があがった。流れの悪い時、応援が聞こえたら、やらないとな、戦わないとなという気持ちになれた。
あの応援ができるチームははなかなかない。レッズレディースの強み。きょうは5000人近くのかたが来てくれましたが。浦和駒場でもそれくらい来てもらいたい。そのためにはもっと面白いサッカーをしなければならないと感じた。


《栗島朱里》
ケガをしてから、この試合を目標にやってきた。試合に出ても出なくても最高の準備しようとしてこの試合を迎えた結果、30分くらいプレー出来て、一歩前進かなと思う。

Q:1年ぶりの出場でしたが。
きょうの30分は楽しかった。ホントに1日、1日良くなっている感触がある。きょうこの試合でまた一歩、前に進めた。

(ケガをしたシーンは)ルーズボールを取りに行くとき、選手とぶつかってケガをしたが、そのシーンが脳裏に焼き付いていた。ボールにいくかどうか、怖かったときもあった。でも、きょうは守備にいけるようになった。

Q:開幕戦の埼スタでの復帰戦は?
A:ファン・サポーターの方たちが目に入って…きょうに限らず、いろいろな方から「待っているよ」という声をもらった。1年かかったがこうしてみなさんの前でプレーできてうれしい。

Q:出場の声がかかったときの実感、感触は?
A:1年ぶりの公式戦で緊張したが、みんなが「がんばって」と背中を押してくれた。自信をもってピッチに入れた。

前回、ヒザのケがから復帰した際も、右サイドバックで起用されたがそのときは、あまりやったことのない状況だったので必死だった。きょうの場合は右サイドバックは4年、やってきたので、感覚は掴んでいた。

これまでの経験を踏まえ、慌てることなくできた。自分のなかできのうよりきょうと進んでいる。何も考えずに勝負できた。

Q:島田選手のゴールは栗島選手のスローインからでしたが?
A:あのシーンは島田選手の個人技だが、練習中、背負ってからの反転シュートを覚えていた。1人背負ってもできるだろうと信じて強めなスローインをした。

Q:楽しかった30分間と話していましたが、長かったか、あっと言う間か。もう少し長くやりたかったか。
A:出場しても10分か15分くらいと勝手に想像していた。準備はしていたが、早っ!?と思った。あっという間というか…30分は30分だった。

Q:栗島選手が不在の1年でチームは2つのタイトルが取れましたが、そのときの心境などは?
A:いままで取ったことのない皇后杯を取っていいな〜と思い、カップ戦でも優勝して・・関われない悔しさより、仕方がないなと感じた。
優勝にはもう少し失点を減らしたい。私の良さは攻撃よりも守備なのでそこはわたしが入って失点を減らすプレーができたらいいなと思います。

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楠瀬直木監督「ちょっと油断や慢心があった。締まりのないゲーム」
清家貴子「久しぶりの声出し応援は幸せに感じた」
栗島朱里「ケガをしてから、この試合を目標にやってきた」

《楠瀬直木監督》
開幕戦の埼スタというところがあって緊張というか…気負いがきのう、おととい、あたりからあり、心配していた。

序盤から勢いは出せ、得点できて良かった。

後半、もう少しボールを握りたかった。長野のおかげでこちらの課題が浮き彫りになった。少し気にしている点が出たので改善したい。

3点入ったが、その直後にミスからの失点してしまった。双方、5得点入ったので、見ているファン・サポーターの方は面白いかもしれないが、こちらとしては、しっくりこない、しまりのないゲームとなった。

埼スタはピッチが良く、サポーターのかたは身近に感じられ、力が発揮できた。来週は東京NB戦なので、良いゲームができるようにしたい。

Q:さきほど語った課題とは?
なんでも言うとわかってしまうので…ビルドアップのところで、みんなうまくパスをまわせるが、テンポがゆっくりになったり、もう少し早く裏を狙っても良かったシーンもあった。

狙われているのにもかかわらず、入ってしまったり…その考えに良い悪いはあるが、リスクマネージメントを踏まえ「そこじゃないんだよな」という判断がいくつかあった。あと最後の崩しのところで意図的な崩しはあったが、崩しきれなかった。

Q:島田選手の起用について。
A:島田選手は成長しているので、どこかでチャンスを与えたかった。フレッシュ感と少しでも長い時間、ピッチに立たせたかった。最近の練習でも良いボールを蹴っていた。結果を出してくれてよかった。スタッフが一番、喜んでいた。

Q:1年ぶりの出場となる栗島選手の起用について
A:医学的にどこで復帰させるか正解はないが、7カ月、8カ月でじゅうぶんだろうという判断はあるなか、チームでケガ人が出ていたことか(栗島本人が)慎重になっていた。
肉体的には大丈夫でも、メンタル的になかなか取り組めない時期があった。練習でもボールのクロスをよけたりしたことがあったが、乗り越えてきた。

きょうはいい流れの時間、点差が開いたら、出そうかなと考えていた。練習からしっかりとしたプレーを見せていたので、僕らとしては大丈夫だろうと判断していた。あとは背中を押すだけだった。

(右サイドバックの起用は)いきなり360度のプレーが要求されるボランチより右サイドバックのほうがプレーしやすいという意図でスタートした。僕らが思う以上に良かったので嬉しかった。

Q:今後は右サイドバックからボランチへの起用の可能性はありますか。
A:塩越をもう少し前のポジションでプレーさせたり、柴田のコンディションを含めて、両方とも視野にいれて考えている。選択肢は増える。

Q:ミスからの2失点について。
A:思い切り書いてください。ちょっと油断や慢心があった。
カップ戦決勝でも感じていた。本人だけの問題ではなく、受け手の問題もある。(そうしたミスを)やってはいけない選手。そこは厳しくいきたい。(石川選手については経験の部分があるのでは)経験というところで逃げるわけにはいかない。仕方ないでは済まない。


《清家貴子》
結果として勝てたが、序盤からミスが目立ち、難しい運びになった。
そのなかで自分も得点でき、チームとして3点取って勝てきれたことは成長。なにより埼スタで久しぶりの声出し応援は幸せに感じた。

Q:ゴールシーンについて
A:自分の前にこぼれてきて…もしかしたらいままでなら前につっこまなかったかもしれない。
ここ最近、ゴールしたい気持ちが強いので、しっかり詰めた。
振り向きざまでも入るなと思い、シュートを打った。

Q:攻めあぐねるシーンがありましたが。
A:長野のプレッシャーがきつく、裏返したいと考えたが、ボールがよく走るピッチだったので裏に通らず、苦しい時間帯はあった。チームとして耐えるときと考えていた。
失点はあったが嫌な流れのなか、崩された失点ではなかった。
ミスからの失点だったが相手の攻撃に耐えることができた。

Q:声出し応援について。
A:アップのときから歓声が聞こえて、「自分のチャントってこれだったな」と感じた。気分があがった。流れの悪い時、応援が聞こえたら、やらないとな、戦わないとなという気持ちになれた。
あの応援ができるチームははなかなかない。レッズレディースの強み。きょうは5000人近くのかたが来てくれましたが。浦和駒場でもそれくらい来てもらいたい。そのためにはもっと面白いサッカーをしなければならないと感じた。


《栗島朱里》
ケガをしてから、この試合を目標にやってきた。試合に出ても出なくても最高の準備しようとしてこの試合を迎えた結果、30分くらいプレー出来て、一歩前進かなと思う。

Q:1年ぶりの出場でしたが。
きょうの30分は楽しかった。ホントに1日、1日良くなっている感触がある。きょうこの試合でまた一歩、前に進めた。

(ケガをしたシーンは)ルーズボールを取りに行くとき、選手とぶつかってケガをしたが、そのシーンが脳裏に焼き付いていた。ボールにいくかどうか、怖かったときもあった。でも、きょうは守備にいけるようになった。

Q:開幕戦の埼スタでの復帰戦は?
A:ファン・サポーターの方たちが目に入って…きょうに限らず、いろいろな方から「待っているよ」という声をもらった。1年かかったがこうしてみなさんの前でプレーできてうれしい。

Q:出場の声がかかったときの実感、感触は?
A:1年ぶりの公式戦で緊張したが、みんなが「がんばって」と背中を押してくれた。自信をもってピッチに入れた。

前回、ヒザのケがから復帰した際も、右サイドバックで起用されたがそのときは、あまりやったことのない状況だったので必死だった。きょうの場合は右サイドバックは4年、やってきたので、感覚は掴んでいた。

これまでの経験を踏まえ、慌てることなくできた。自分のなかできのうよりきょうと進んでいる。何も考えずに勝負できた。

Q:島田選手のゴールは栗島選手のスローインからでしたが?
A:あのシーンは島田選手の個人技だが、練習中、背負ってからの反転シュートを覚えていた。1人背負ってもできるだろうと信じて強めなスローインをした。

Q:楽しかった30分間と話していましたが、長かったか、あっと言う間か。もう少し長くやりたかったか。
A:出場しても10分か15分くらいと勝手に想像していた。準備はしていたが、早っ!?と思った。あっという間というか…30分は30分だった。

Q:栗島選手が不在の1年でチームは2つのタイトルが取れましたが、そのときの心境などは?
A:いままで取ったことのない皇后杯を取っていいな〜と思い、カップ戦でも優勝して・・関われない悔しさより、仕方がないなと感じた。
優勝にはもう少し失点を減らしたい。私の良さは攻撃よりも守備なのでそこはわたしが入って失点を減らすプレーができたらいいなと思います。

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