(石田達也)

《楠瀬直木監督》
大雨の中での、こういうゲームは予想していなかった。相手の松本がいいセーブを続けていたので難しいと思っていた。疲れも出たが、中断になってくれたおかげで、清家、安藤が休めて得点が生まれた。うれしいし、ズルい訳ではないが、ただあのコンディションでもシュートまでいけたことは評価している。もう少し若い選手を出したかったが、拮抗した状況だったので出せなかった。この勝点3は次に向けて大きいので素直に喜んでいる。

(菅澤と島田の2トップにした理由は)
島田が練習でいいパフォーマンスを出していた。布陣にこだわりはなく、適正を考えてやっている。水谷の戦術眼を買っていてボランチで使いたいと思っていた。体力的にももってくれて、距離感がうまくとれていたと思う。

(特に前半は大きな水たまりができていたが)
背後に蹴ってくる力は相手のほうがあった。ボールへの圧もあり、センターバックも捕まっていた。ああいう時こそ技術が出てくる。彼女たちは経験があるので心配はしていなかった。ボールが動かないのでどうしていこうかと考えてはいた。

(中断もあった。選手の対応力は)
うちの選手は経験値が高い。(中断では)こちらから特に指示はしていない。これが経験になり次につながるし、それを若い選手も見ているので、その意図もありあまり関与はしなかった。

(福田選手の評価は)
失点ゼロだったので最高。大きいのを2本、止めた。世界大会にいって色々なモノを見てきたと思うし、きょうは「合格」と言っておいた。

(チームの活性化について)
きょうはできなかった。河合、西村を準備させておいて、シビアな試合でこそプレーさせたかったが、下も悪かったので悪いほうに出るとトラウマになる時もあるので最後まで悩んだ。島田が点を取り先輩たちを脅かさないといけないと思うので、チャンスをモノにして欲しい。それが活性化にもつながる。まだまだこれから。


《清家貴子》
(得点場面について)
菅澤選手が抜け出し、どこで受けようと迷っていたが前というフリをして止まったら良いパスをくれた。浮かすと取られるので転がすことを考えた。

(大雨が降っていたが)
難しいことをせず、全部、フルパワーで蹴ってくれという感じで自分は待っていたし、チームとして危なげなく進められたと思う。

《猶本光》
雨でボールが進まなかった。中央を越えたあとはさばけていた。駒場は水はけが良くて、後半は普通にサッカーができた。中断もあったが、その時間が7分で、自分たちはいつも7分の紅白戦を日頃からやっているので心理的には、うちらの7分だいうことで中断開けから入れた。

(決定機を作っても決められなかったが)
意外とゴール前はスリッピーな感じで、いつも通りにやろうと思っていた。

《高橋はな》
ピッチ状況があの状態だったので、つなぐ状況ではなかった。あの時間帯に失点しないことが大事だと思ったし、得点することも難しい状態だった。ボールが止まったり、スリッピーなところもあり、背後の対応とアバウトなボールへの対応を意識した。

(中断について)
攻めていたが決め切れない時間が続き、その意味でもリセットできた。前線の選手に疲れがきていたので、その意味でも「中断で回復できた」と試合後に言っていたのでよかった(笑)。

(集中を求められたが?)
危ないシーンもあった中で福田選手が防いでくれたので感謝したいです。

《遠藤優》
ピッチが水浸しで前に蹴る前半だった。後半に水が引いてきて自分たちのペースにもっていけた。落ち着いてボールを回してゴール前にいけたが決め切ることができなかった。きょうは5点、入ってもおかしくなかったので、ただピッチが悪くても自分たちのプレーができたことを前向きに捉えて次節も頑張りたい。

(この試合で大事だったのは)
スタメンで出場する機会が多くなり、一番は守備から入ることだと思っていて、失点ゼロで抑えていればチャンスがくる。あらためてゼロで抑えることが大事だと思った。練習でもサイドバックでプレーすることが多くなり、やはり起点になるポジションなので1本目のパスをミスしないよう丁寧にパスを出すことを意識している。同サイドのサイドハーフに絶対に勝つという気持ちでやっている。低い位置では味方を使いながらビルドアップし、高い位置では仕掛ける。シンプルだけど丁寧にやっていきたい。

《安藤梢》
ボランチで入る形だったので守備のリスクを考え、失点ゼロで抑えたいと思っていた。0−0だったのでチャンスがあればゴールに関わりたいと考えていた。
(得点場面は)
こぼれ球が来た時からイメージできていた。トラップも上手くできていた。2点目が入り楽になったのでよかったと思う。

《福田史織》
あそこまで水が溜まるとは思っていなかった。自分の判断ミスもあったが、これを経験できてよかった。あの状態で無失点で終えたことは自分の中で自信になる。
(1対1を止めた場面は)
高橋選手の圧が大きかったので、そこまで強いシュートではなかったと思うし、弾く場所まで見れたことが良かったと思う。
(この完封勝利は)
決勝に進むためには絶対に必要な勝利で、ここ3試合複数失点をしていたので、絶対に失点しない思いで入った。全員で守り、全員で攻撃し、完封勝利は大きい。
(ワールドカップでの経験は)
あまり試合に出られず悔しい思いをした。浦和で出場する機会は多くなると思うので池田選手が戻ってきてもスタメンを取れるように、ここがアピールどころだと思う。昨シーズンより失点をしないことをアピールしていきたい。

《島田芽依》
90分出たことは収穫だが、ゲーム体力や決定力は課題。
(ピッチ状況について)
ボールが止まる状況だったので、長いボールを背後で受けて攻撃しようと考えていた。
(菅澤選手と2トップだったが)
前半は張っている状況だったが、お互いの位置を見て、一人が落ちて、もう一人がディフェンスラインを下げる動きを意識してプレーした。
(勝利の要因は)
中断になった時にコミュニケーションを取ったり、回復作業をして良い準備ができたことは大きかったと思う。
(ワールドカップで悔しい思いをしたが)
全然、まだまだ。ミスを減らしてプレーできたが悔しかった。その中でゴール前に入りシュートを打てた場面もあるがコースが甘かったので質を上げていきたい。

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WEリーグカップグループステージ第5節・マイナビ仙台レディース戦=監督・選手コメント

(石田達也)

《楠瀬直木監督》
大雨の中での、こういうゲームは予想していなかった。相手の松本がいいセーブを続けていたので難しいと思っていた。疲れも出たが、中断になってくれたおかげで、清家、安藤が休めて得点が生まれた。うれしいし、ズルい訳ではないが、ただあのコンディションでもシュートまでいけたことは評価している。もう少し若い選手を出したかったが、拮抗した状況だったので出せなかった。この勝点3は次に向けて大きいので素直に喜んでいる。

(菅澤と島田の2トップにした理由は)
島田が練習でいいパフォーマンスを出していた。布陣にこだわりはなく、適正を考えてやっている。水谷の戦術眼を買っていてボランチで使いたいと思っていた。体力的にももってくれて、距離感がうまくとれていたと思う。

(特に前半は大きな水たまりができていたが)
背後に蹴ってくる力は相手のほうがあった。ボールへの圧もあり、センターバックも捕まっていた。ああいう時こそ技術が出てくる。彼女たちは経験があるので心配はしていなかった。ボールが動かないのでどうしていこうかと考えてはいた。

(中断もあった。選手の対応力は)
うちの選手は経験値が高い。(中断では)こちらから特に指示はしていない。これが経験になり次につながるし、それを若い選手も見ているので、その意図もありあまり関与はしなかった。

(福田選手の評価は)
失点ゼロだったので最高。大きいのを2本、止めた。世界大会にいって色々なモノを見てきたと思うし、きょうは「合格」と言っておいた。

(チームの活性化について)
きょうはできなかった。河合、西村を準備させておいて、シビアな試合でこそプレーさせたかったが、下も悪かったので悪いほうに出るとトラウマになる時もあるので最後まで悩んだ。島田が点を取り先輩たちを脅かさないといけないと思うので、チャンスをモノにして欲しい。それが活性化にもつながる。まだまだこれから。


《清家貴子》
(得点場面について)
菅澤選手が抜け出し、どこで受けようと迷っていたが前というフリをして止まったら良いパスをくれた。浮かすと取られるので転がすことを考えた。

(大雨が降っていたが)
難しいことをせず、全部、フルパワーで蹴ってくれという感じで自分は待っていたし、チームとして危なげなく進められたと思う。

《猶本光》
雨でボールが進まなかった。中央を越えたあとはさばけていた。駒場は水はけが良くて、後半は普通にサッカーができた。中断もあったが、その時間が7分で、自分たちはいつも7分の紅白戦を日頃からやっているので心理的には、うちらの7分だいうことで中断開けから入れた。

(決定機を作っても決められなかったが)
意外とゴール前はスリッピーな感じで、いつも通りにやろうと思っていた。

《高橋はな》
ピッチ状況があの状態だったので、つなぐ状況ではなかった。あの時間帯に失点しないことが大事だと思ったし、得点することも難しい状態だった。ボールが止まったり、スリッピーなところもあり、背後の対応とアバウトなボールへの対応を意識した。

(中断について)
攻めていたが決め切れない時間が続き、その意味でもリセットできた。前線の選手に疲れがきていたので、その意味でも「中断で回復できた」と試合後に言っていたのでよかった(笑)。

(集中を求められたが?)
危ないシーンもあった中で福田選手が防いでくれたので感謝したいです。

《遠藤優》
ピッチが水浸しで前に蹴る前半だった。後半に水が引いてきて自分たちのペースにもっていけた。落ち着いてボールを回してゴール前にいけたが決め切ることができなかった。きょうは5点、入ってもおかしくなかったので、ただピッチが悪くても自分たちのプレーができたことを前向きに捉えて次節も頑張りたい。

(この試合で大事だったのは)
スタメンで出場する機会が多くなり、一番は守備から入ることだと思っていて、失点ゼロで抑えていればチャンスがくる。あらためてゼロで抑えることが大事だと思った。練習でもサイドバックでプレーすることが多くなり、やはり起点になるポジションなので1本目のパスをミスしないよう丁寧にパスを出すことを意識している。同サイドのサイドハーフに絶対に勝つという気持ちでやっている。低い位置では味方を使いながらビルドアップし、高い位置では仕掛ける。シンプルだけど丁寧にやっていきたい。

《安藤梢》
ボランチで入る形だったので守備のリスクを考え、失点ゼロで抑えたいと思っていた。0−0だったのでチャンスがあればゴールに関わりたいと考えていた。
(得点場面は)
こぼれ球が来た時からイメージできていた。トラップも上手くできていた。2点目が入り楽になったのでよかったと思う。

《福田史織》
あそこまで水が溜まるとは思っていなかった。自分の判断ミスもあったが、これを経験できてよかった。あの状態で無失点で終えたことは自分の中で自信になる。
(1対1を止めた場面は)
高橋選手の圧が大きかったので、そこまで強いシュートではなかったと思うし、弾く場所まで見れたことが良かったと思う。
(この完封勝利は)
決勝に進むためには絶対に必要な勝利で、ここ3試合複数失点をしていたので、絶対に失点しない思いで入った。全員で守り、全員で攻撃し、完封勝利は大きい。
(ワールドカップでの経験は)
あまり試合に出られず悔しい思いをした。浦和で出場する機会は多くなると思うので池田選手が戻ってきてもスタメンを取れるように、ここがアピールどころだと思う。昨シーズンより失点をしないことをアピールしていきたい。

《島田芽依》
90分出たことは収穫だが、ゲーム体力や決定力は課題。
(ピッチ状況について)
ボールが止まる状況だったので、長いボールを背後で受けて攻撃しようと考えていた。
(菅澤選手と2トップだったが)
前半は張っている状況だったが、お互いの位置を見て、一人が落ちて、もう一人がディフェンスラインを下げる動きを意識してプレーした。
(勝利の要因は)
中断になった時にコミュニケーションを取ったり、回復作業をして良い準備ができたことは大きかったと思う。
(ワールドカップで悔しい思いをしたが)
全然、まだまだ。ミスを減らしてプレーできたが悔しかった。その中でゴール前に入りシュートを打てた場面もあるがコースが甘かったので質を上げていきたい。

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