(有賀久子)

ベレーザ戦は2-2の引き分け。立役者は得点トップ!エース菅澤優衣香だ!

きょう22日(日)、2021ー2022Yogibo WEリーグの最終節が各地で行われた。2位が確定している三菱重工浦和レッズレディースは、第1節の対戦相手、日テレ・東京ヴェルディベレーザ(以下:ベレーザ)との一戦を、ホーム浦和駒場スタジアムで迎えた。

前日は雨降りの1日だったが、きょうのさいたま市上空は青空が広がり、気温もグングンと上がり、気温27度。両チームの選手にとっては、少々、厳しい戦いが強いられた。その中で、2423人のファン・サポーターが背中を押す。スタンドには、今日試合開催がなかった、ちふれASエルフェン埼玉の選手やトップチームのOBの顔もあった。

第1節では、先制点を奪われるも後半にエース菅澤優衣香と塩越柚歩のゴールで逆転し、幸先の良いスタートをきっている。さぁ、2位確定の浦和と、3位入りをかけた戦いに挑むベレーザの一戦、どんな展開となるのか。

前半は、かなり堅いゲームになった。どちらかと言えば、浦和のプレーエリアが低い位置で、ベレーザがボールを持ちながら、人数をかけて守る浦和をどう崩すか。主導権を握りながら、アウェイチームがプレーし続けた。前半の浦和はほんの数本、相手DFの裏にボールが出て、菅澤優衣香が絡むもオフサイド。連動した攻撃は影をひそめ、中盤は少々、窮屈な印象を受けた。

それでも0対0、試合は動かぬまま、ハーフタイムへと突入する。

後半立ち上がりの47分、どんな試合でも集中力を要する時間帯に、ベレーザFW藤野あおばがペナルティエリア外から思いきりよくシュート。決してシュートに威力があったわけではないが、不意を突かれて先制点を許した。

66分には、今度はベレーザらしい繋ぎのプレーで浦和ゴールにせまり、最後は、藤野がワンツーパスを受けて、再びゴール。2点のビハインドとなる。

ただ、浦和も次第に間を取れるようになり、攻撃における運動量が増えてくる。遠藤優の、61分からの投入も効いていた。迎えた73分、主将の柴田華絵が前を向き、左サイドの佐々木繭へパス。佐々木の折り返しを、塩越柚歩がシュート。

このシンプルな攻撃が相手に当たり、ハンドの判定に。PKを獲得。ボールをセットするのは、エースFW菅澤だ。得点ランキングでトップを争うINAC神戸レオネッサFW田中美南が、前半だけで2点を奪っていただけに、プレッシャーがかかるPKを菅澤はしっかりと決めた。

そして迎えた86分。相手スローインから始まった場面だが、不用意なパスミスを浦和は見逃さず、柴田がボールを保持すると、柴田、塩越、清家と繋ぎ、最後は菅澤が守備陣の立ち位置を見て瞬時にシュートを判断し、GKの頭上を狙う技ありゴール。高く高くジャンプして、ガッツポーズを見せた。

アディショナルタイムは4分。実力ある、初代WE優勝候補であった2チームの対戦は、最後まで互いに手を緩めず、決勝ゴールを狙い合う展開に。ラスト、菅澤のヘディングシュートもあってスタンドを沸かせたが、試合終了。2対2の引き分けで、シーズンを締めくくった。

チームは勝ち点を42に伸ばし、WEリーグ元年の全20試合を終えた。
リーグ2位。楠瀬直木監督のもと、勝てない時期も自分たちのサッカーから目をそらさず、戦い抜いた。皇后杯を制しながら、後半戦、今年に入ってからの勢いが初戦から続くように願いながら、2021ー2022Yogibo WEリーグは幕を閉じた。

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レディース試合レポート|WEリーグ第22節・日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦=試合経過|レッズプレス!!

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WEリーグ第22節・日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦=試合経過

(有賀久子)

ベレーザ戦は2-2の引き分け。立役者は得点トップ!エース菅澤優衣香だ!

きょう22日(日)、2021ー2022Yogibo WEリーグの最終節が各地で行われた。2位が確定している三菱重工浦和レッズレディースは、第1節の対戦相手、日テレ・東京ヴェルディベレーザ(以下:ベレーザ)との一戦を、ホーム浦和駒場スタジアムで迎えた。

前日は雨降りの1日だったが、きょうのさいたま市上空は青空が広がり、気温もグングンと上がり、気温27度。両チームの選手にとっては、少々、厳しい戦いが強いられた。その中で、2423人のファン・サポーターが背中を押す。スタンドには、今日試合開催がなかった、ちふれASエルフェン埼玉の選手やトップチームのOBの顔もあった。

第1節では、先制点を奪われるも後半にエース菅澤優衣香と塩越柚歩のゴールで逆転し、幸先の良いスタートをきっている。さぁ、2位確定の浦和と、3位入りをかけた戦いに挑むベレーザの一戦、どんな展開となるのか。

前半は、かなり堅いゲームになった。どちらかと言えば、浦和のプレーエリアが低い位置で、ベレーザがボールを持ちながら、人数をかけて守る浦和をどう崩すか。主導権を握りながら、アウェイチームがプレーし続けた。前半の浦和はほんの数本、相手DFの裏にボールが出て、菅澤優衣香が絡むもオフサイド。連動した攻撃は影をひそめ、中盤は少々、窮屈な印象を受けた。

それでも0対0、試合は動かぬまま、ハーフタイムへと突入する。

後半立ち上がりの47分、どんな試合でも集中力を要する時間帯に、ベレーザFW藤野あおばがペナルティエリア外から思いきりよくシュート。決してシュートに威力があったわけではないが、不意を突かれて先制点を許した。

66分には、今度はベレーザらしい繋ぎのプレーで浦和ゴールにせまり、最後は、藤野がワンツーパスを受けて、再びゴール。2点のビハインドとなる。

ただ、浦和も次第に間を取れるようになり、攻撃における運動量が増えてくる。遠藤優の、61分からの投入も効いていた。迎えた73分、主将の柴田華絵が前を向き、左サイドの佐々木繭へパス。佐々木の折り返しを、塩越柚歩がシュート。

このシンプルな攻撃が相手に当たり、ハンドの判定に。PKを獲得。ボールをセットするのは、エースFW菅澤だ。得点ランキングでトップを争うINAC神戸レオネッサFW田中美南が、前半だけで2点を奪っていただけに、プレッシャーがかかるPKを菅澤はしっかりと決めた。

そして迎えた86分。相手スローインから始まった場面だが、不用意なパスミスを浦和は見逃さず、柴田がボールを保持すると、柴田、塩越、清家と繋ぎ、最後は菅澤が守備陣の立ち位置を見て瞬時にシュートを判断し、GKの頭上を狙う技ありゴール。高く高くジャンプして、ガッツポーズを見せた。

アディショナルタイムは4分。実力ある、初代WE優勝候補であった2チームの対戦は、最後まで互いに手を緩めず、決勝ゴールを狙い合う展開に。ラスト、菅澤のヘディングシュートもあってスタンドを沸かせたが、試合終了。2対2の引き分けで、シーズンを締めくくった。

チームは勝ち点を42に伸ばし、WEリーグ元年の全20試合を終えた。
リーグ2位。楠瀬直木監督のもと、勝てない時期も自分たちのサッカーから目をそらさず、戦い抜いた。皇后杯を制しながら、後半戦、今年に入ってからの勢いが初戦から続くように願いながら、2021ー2022Yogibo WEリーグは幕を閉じた。

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