勝負をわけた、セットプレーという大きな武器


大型連休3試合目。仙台は中2日。浦和は中3日。連戦の疲労がさすがにあるのか双方、身体が重そうに見えた。

ただ仙台にとってホーム最終戦。さらにかつて浦和に在籍したFW白木星、MF長野風花、GK松本真未子がスタメンとあって、序盤は背後を狙う仙台ペース。

8分、そのFW白木が立て続けに決定機を作り、ヒヤヒヤもの。ミスを誘う仙台の守備に浦和はボールを回して攻めはしたものの、なかなかシュートまでとはいかなかった。

オンライン会見に出席した楠瀬直木監督、それにDF高橋はな、MF塩越柚歩の両選手も「前半は思うようにできなかった」と3人とも渋い顔。

多少、浦和は押し込みながらも、拮抗した展開になると、ここで決め手になるのがやはりセットプレー。

48分、猶本のフリーキックから高橋と清家が頭でつなぎ、最後は塩越。54分、ショートカウンターから失点したものの、61分、またも猶本のフリーキックから高橋がヘディングで合わせた。63分には、コーナーキックから南が決めて、すべてセットプレーからの3得点となった。

得点が欲しい時間帯での一撃必殺の得点。しかも、実に練られたゴールシーンだった。

「センターバックが2得点という面白い展開」と3点に絡んだMF猶本光も振り返る。

今季初めにはセットプレーに物足りなさはあった。だが場数を踏めば踏むほど、精度が高くなった印象がある。連戦で、公開練習はないが、どんな練習をしているのかこの目で確かめたいほどだ。

キッカーとしてはもちろんパサーとしてチームの核になっている猶本。この1年で本当に成長していることが手に取るようにわかる。あとはもっともこだわるゴールだけだ。

次節はINAC神戸戦。アウェイゲームながら新国立競技場での開催。

「万全の準備で臨みたい」と楠瀬監督が言えば、「もう一度、チャレンジャーの気持ちで仕掛けていきたい。自分たちのサッカーをして勝ちたい」と腕をまくるDF高橋。

苦しい試合展開を経て4連勝した浦和。

今季の集大成となる試合にむけ、胸を張って挑む。・・・・・・
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レディース試合レポート|WEリーグ第20節・マイナビ仙台レディース戦=ポイント|レッズプレス!!

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WEリーグ第20節・マイナビ仙台レディース戦=ポイント

勝負をわけた、セットプレーという大きな武器


大型連休3試合目。仙台は中2日。浦和は中3日。連戦の疲労がさすがにあるのか双方、身体が重そうに見えた。

ただ仙台にとってホーム最終戦。さらにかつて浦和に在籍したFW白木星、MF長野風花、GK松本真未子がスタメンとあって、序盤は背後を狙う仙台ペース。

8分、そのFW白木が立て続けに決定機を作り、ヒヤヒヤもの。ミスを誘う仙台の守備に浦和はボールを回して攻めはしたものの、なかなかシュートまでとはいかなかった。

オンライン会見に出席した楠瀬直木監督、それにDF高橋はな、MF塩越柚歩の両選手も「前半は思うようにできなかった」と3人とも渋い顔。

多少、浦和は押し込みながらも、拮抗した展開になると、ここで決め手になるのがやはりセットプレー。

48分、猶本のフリーキックから高橋と清家が頭でつなぎ、最後は塩越。54分、ショートカウンターから失点したものの、61分、またも猶本のフリーキックから高橋がヘディングで合わせた。63分には、コーナーキックから南が決めて、すべてセットプレーからの3得点となった。

得点が欲しい時間帯での一撃必殺の得点。しかも、実に練られたゴールシーンだった。

「センターバックが2得点という面白い展開」と3点に絡んだMF猶本光も振り返る。

今季初めにはセットプレーに物足りなさはあった。だが場数を踏めば踏むほど、精度が高くなった印象がある。連戦で、公開練習はないが、どんな練習をしているのかこの目で確かめたいほどだ。

キッカーとしてはもちろんパサーとしてチームの核になっている猶本。この1年で本当に成長していることが手に取るようにわかる。あとはもっともこだわるゴールだけだ。

次節はINAC神戸戦。アウェイゲームながら新国立競技場での開催。

「万全の準備で臨みたい」と楠瀬監督が言えば、「もう一度、チャレンジャーの気持ちで仕掛けていきたい。自分たちのサッカーをして勝ちたい」と腕をまくるDF高橋。

苦しい試合展開を経て4連勝した浦和。

今季の集大成となる試合にむけ、胸を張って挑む。・・・・・・


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