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浦和レッズレディースニュース|サッカーって楽しいんだ!テイラー・アンダーソンカップ2024 in 女川〜PHOTOレポ|レッズプレス!!

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サッカーって楽しいんだ!テイラー・アンダーソンカップ2024 in 女川〜PHOTOレポ

(有賀久子)

サッカーって楽しいんだ!テイラー・アンダーソンカップ2024 in 女川〜PHOTOレポ

6月8日(土)、快晴のもと、宮城県・女川町で『テイラー・アンダーソンカップ2024 in 女川』が開かれた。対戦カードは、チーム〈テイラー〉と、仙台市内に拠点を置くチーム朴沢学園[仙台大&仙台大学附属明成女子サッカー部]。

石川璃音、水谷有希、伊藤美紀、鈴木佐和子、佐々木繭が参加し、今シーズン限りで三菱重工浦和レッズレディースを退任となった正木裕史コーチが監督を務め、同日午前、退任が発表された上野拓也GKコーチが、チームのコーチを務めた。

2011年3月11日。東日本大震災により、女川町には大津波が襲い、市街地の大部分をのみ込んだ。たくさんの犠牲をともない、テイラー・アンダーソンさんも、その1人となった。享年24歳。彼女は大学卒業後、語学指導などを行う外国青年招致事業・JETフ?ロク?ラムで来日し、2008年から石巻市内の小・中学校に勤務。英語指導助手(ALT)を務めていた。あの大地震は、“アメリカと日本の架け橋になる”ことを夢見て、帰国を、約5ヶ月後に控えていた時だった。

このテイラーさんの名前がついた親善試合には、海外やWEリーグで活躍する、東北に縁のある選手を中心に集まり、女子サッカーを通して女川を盛り上げると共に、東日本大震災を後世に伝えていく、という趣旨で、今年も開催された。

試合は前・後半で5得点ずつ、登録メンバー13名(うちGK鈴木佐和子)のチーム〈テイラー〉が得点を重ね、10対0で勝利。両チームの選手が真剣に楽しんでいる姿に、集まった250人を超える方から自然と拍手が起こり、選手を労った。

女川町は、震災から再建に4年もの月日をかけ、駅から女川湾へと続く道に女川町海岸広場『シーパルピア女川』という商業施設を建てたり、駅舎に温泉施設を設けたり、復興のシンボルとなる土地になっている。また、この場所をホームタウンとし、東北社会人サッカーリーグ1部で戦うコバルトーレ女川もあり、駅や飲食店には、選手の幟があって、町全体で盛り上げている印象だった。





試合後には、今シーズン限りで選手生活から退くGK鈴木佐和子の引退セレモニーが行われ、お母様から花束が贈られた。また、有志による手作りの横断幕と共に、佐和子は、両親と選手たちと記念撮影に臨んだ。



浦和勢でパチリ。多くの選手が、フルコートでのプレーは、この親善試合が最後。オフシーズンに入り、佐々木繭は、夏からマイナビ仙台レディースの一員としてプレーする。



杉材で覆われた外壁が印象的な女川駅

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