なでしこジャパンの11月欧州遠征に三菱重工浦和レッズレディースからDF高橋はな、DF清家貴子、MF猶本光が選出
池田太監督はW杯に向けた「1つの物差しになる」
きょう28日（金）、11月にスペイン遠征する日本女子代表メンバーが発表され、三菱重工浦和レッズレディースからDF高橋はな、DF清家貴子、MF猶本光の3名が選出された。
この欧州遠征では、11日（金）にはイングランド女子代表と、15日（火）にはスペイン女子代表と国際親善試合を行う。特にスペイン女子代表とはグループステージで同組となっており、ワールドカップの前哨戦となる。
池田太監督は「この遠征を通じてチーム作りを一歩進める良い機会にしたい。ワールドカップで同組になる可能性も承知の上でマッチメイクをした中で、強豪チームとの対戦は私自身も楽しみ。チームが上積みできる良い機会として捉えている。今の力を試したい」と語った。
イングランド女子代表はUEFA女子ヨーロッパリーグ選手権2022で優勝しFIFAランキング4位。またスペイン女子代表は同ランキング6位。11位の日本女子代表にとって両者とも、ひと筋縄ではいかない難敵だ。
池田監督は「ランキングでも我々より上のチームと対戦することで、自分たちのストロングが通用するのか、どこを修正していくのか、1つの物差しになる試合だと考えている」と口にした。
その中でも「1対1の球際の部分や、チームとして前回3バックをトライしたが選手の組み合わせを含めた戦い方やバリエーションを増やしたい」と言う。
この時期に欧州の強豪国と対戦できることは、チームにとって大きな財産だ。現在の力を出し切り、適切な検証をした上で、来年7月のW杯に向かいたい。
22日（日）のW杯抽選会後から、池田監督とスタッフはニュージーランドに残りベースキャンプ地の選定など視察を行っていた。オーストラリアとの共同開催となる本大会では、日本女子代表はグループステージをニュージーランドで戦う。「都市間の移動時間や日本と季節が逆なので気候などの現地情報、スタジアムの視察もした」と準備を進めている。
強豪チームとの2連戦で強化を図る日本女子代表。熱血指揮官は“世界一奪還”という大きな志を抱く。中でも、浦和から選出された3名にはチームの柱となるような存在感を示して欲しい。
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