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浦和レッズレディースニュース|前半の3失点が響き1-3の結果。スペインに敗れてU-20日本女子代表は準優勝。惜しくも大会連覇を逃す|レッズプレス!!

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前半の3失点が響き1-3の結果。スペインに敗れてU-20日本女子代表は準優勝。惜しくも大会連覇を逃す

(石田達也)

きょう29日(月)、FIFA U-20女子ワールドカップ コスタリカ2022の決勝戦が行われ、U-20日本女子代表はU-20スペイン女子代表と対戦した。三菱重工浦和レッズレディースから招集されたDF石川璃音は先発、GK福田史織、FW島田芽依はベンチスタートとなった。

《スタメン》
GK:大場朱羽
DF:長江伊吹、石川璃音、杉澤海星、田畑晴菜、小山史乃観
MF:大山愛笑、岩崎心南
FW:山本柚月、藤野あおば、浜野まいか

4年前と同じ顔合わせとなった決勝戦。前回は3−1で日本女子代表が初優勝している。日本は、大会史上初となる連覇を目指した。

立ち上がりはスペイン女子代表に圧倒された。相手にボールを持たれる我慢の時間が続くと12分、一瞬の隙から背後を取られ先制点を許してしまう。

日本女子代表はFWにボールが入った後、全体が前を向くようなサポートができない。攻撃のスイッチを入れられずにロングボールが多くなった。

22分にはGKとの1対1を流し込まれ2点目を献上すると、続く27分には、石川がハンドの判定を取られPKを決められてしまう。

あとがない日本女子代表はリズムを作り反撃に出る。プレスをかけ奪い切るシーンが増え始めると32分、杉澤が右サイドの角度のない位置から足を振ったが惜しくも枠を捉えきれない。39分にも左サイドからのクロスを田畑がボレーで合わせるが相手GKの好守に遭った。

3点のビハインドを背負い後半を迎えるなか、[5−3−2]から[4−4−2]へとフォーメーションを変え、相手の中盤をけん制。そして47分には変化を付けたフリーキックから、途中出場の天野が蹴り込み1点を奪った。

日本女子代表は、最終ラインを4枚に、中盤をダブルボランチにしたことで相手から積極的にボールを奪うチャレンジもできていた。前線でタメが作れるようになるとサイドが高い位置を取り、再三、敵陣に迫る。後はスペイン女子代表の最終ラインを破るだけなのだが、ピンチには6枚の壁を築く相手を中々、崩せない。

88分には島田を投入し得点を奪いにかかるが、なかなか追加点が奪えない。4分あったアディショナルタイム、最後まで攻めたが前半の3失点が大きく響き、試合はこのまま1−3で幕を下ろした。

池田太監督は試合後のフラッシュインタビューで「アグレッシブなサッカーで諦めず戦い抜いてくれた。1試合1試合、選手たちは逞しくなり、ピッチ内外で一体感をもってサッカーに取り組み、真摯に向き合って成長してくれた。この結果を受け止めなければいけないが、選手たちの歩みは続いていくと思うので、引き続き応援してくれればありがたい」と語った。

グループステージからノックアウトステージを勝ち抜き、ここまで簡単な試合は1つもなかった。国際経験が乏しかったこの世代が成長を遂げたことは間違いないはずだ。選手一人ひとりが得た経験と自信は今後につながるだろう。


《得点》
12分:U−20スペイン女子代表
22分:U−20スペイン女子代表
27分:U−20スペイン女子代表
47分:天野紗

《交代》
HT:DF長江→MF天野紗
HT:MF岩崎→MF松窪真心
83分:FW山本→FW土方麻椰
88分:MF大山→FW島田芽依

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