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浦和レッズレディースニュース|「初心を忘れず、光るものを見せたい」(楠瀬監督)。ホーム開幕・ノジマ戦、サイド攻撃とセットプレーで連勝を手繰り寄せる|レッズプレス!!

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「初心を忘れず、光るものを見せたい」(楠瀬監督)。ホーム開幕・ノジマ戦、サイド攻撃とセットプレーで連勝を手繰り寄せる

(佐藤亮太)



ホーム開幕戦となる20日の第2節・ノジマステラ神奈川相模原戦を前に、三菱重工浦和レッズレディースは今日、メディア向けの公開練習を行った。

約1時間半のトレーニングはゲーム中心のメニュー。グループごとのボール回しから始まり、1チーム6人に分け、攻撃側・守備側に入れ替わりながらの6−6のミニゲーム。最後はフルコートでGK含め10対10のゲームを実施。メンバーはレギュラー、控えと完全シャッフルした構成となった。

90分間とにかく多くボールに触って、連係と練度と精度を深める内容だった。またゲームを見る限り、小さなスペースを使いながら、大きなスペースを突く意図が感じられた。

ここが今節、ノジマステラ神奈川相模原戦での狙いとなりそうだ。

公開練習後のオンライン会見で楠瀬直木監督はノジマについて、「プレシーズンのときよりDFが強固になっており、こじ開けるのが難しいと予想している。ノジマはうちへの戦い方は熟知している。(浦和としては)カウンター対策、そしてつかみ切れていない加入したばかりの外国籍選手がいる」と語った。

そのノジマについて「相手はカウンターで来るので、ミドルシュート、セットプレーで崩したい」と攻略法を語ったのがMF猶本光。

その猶本、昨季からCK、FKの際にキッカーを任されている。ノジマに限らず、セットプレーでの得点はチームをラクにする。

「味方と狙いを合わせることは大事。練習や映像をみんなで見たりしている。今年はもっと決めようと話しているので極めたい。キッカーとして責任もってやりたい」と右足に磨きをかける。

また対ノジマにサイド攻撃の有効性を語るのが清家貴子。

昨季、皇后杯決勝で左ひざ前十字じん帯を損傷したものの、復帰戦となったリーグ開幕戦は右SBで先発した。

開幕戦を振り返り、清家は「サイドというより中央の攻め合いだったので、ボールに触る回数が少なく、ドリブルでの仕掛けが見せられなかった」と反省を口にした。「(ノジマのように)引いた相手にはサイド攻撃が有効になる。自分の良さを見せたい」と張り切る。

いまの状態について「90分はまだやっていない。開幕戦は45分くらいいけたが、後半の半分くらいいけると思った。(どのくらいの出場かは)監督次第。90分やれるようにコンディションを作りたい」と話した。

ノジマとは昨季1勝1分。今季はプレシーズンマッチで5−0と大勝し、比較的相性は良いが、ここが落とし穴。開幕戦であれだけの好ゲームをしたあとだけに、心配なのは無意識に働く気のゆるみだ。

楠瀬監督は「初心を忘れず、気を緩めず、ホーム開幕戦に来てくれた方に良いサッカーを見せる、自分たちの良いものを、光るものを見せたい。目の前の相手よりも自分の中にこそ敵が潜んでいる」と引き締めた。さらに「これが本当の開幕戦だと思っている。十分燃える要素はあるので大仕事になる。そうしたときこそ冷静にゲームを進めたい」とした。

会見で楠瀬監督から「選手は十分理解している」、「重々、分かっている」、「選手たちは大人ですから」と選手への信頼の厚さが伝わってくる。

ここもいまのチームの強さの1つの要因なのかもしれない。なおノジマ戦のチケットだが、目下、絶賛販売中。ぜひ、1人でも多くのファン・サポーターに集まって、後押ししてほしい。









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