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浦和レッズレディースニュース|WEリーグ開幕まであと6日。プレスカンファレンスで岡島喜久子チェアが語ったWEリーグの意義とは|レッズプレス!!

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WEリーグ開幕まであと6日。プレスカンファレンスで岡島喜久子チェアが語ったWEリーグの意義とは

(佐藤亮太)

2021-22Yogibo WEリーグ開幕を前にプレスカンファレンスがオンラインで行われ、11チームの監督・選手が画面上で勢ぞろいした。

三菱重工浦和レッズレディース(以下・浦和)の開幕戦は味の素フィールド西が丘で日テレ・東京ヴェルディベレーザ(以下・東京NB)と対戦する。

浦和・楠瀬直木監督は開幕戦について「リーグを代表するような試合になる。見てくれた人に、また見たいと思ってもらえるゲームにしたい」とし、今季の浦和が目指すサッカーについて「今まで通り、人とボールが動く、またいろんなところから点が取れるサッカーをしたい」と抱負を語った。

またキャプテン5シーズン目となるMF柴田華絵は「いままでやってきたサッカーからもうひとつ質を上げてきた。初代チャンピオンを目指すとともにいつも応援していただくファン・サポーターに勝利で恩返しをしたい」と語った。

一方、迎え撃つ東京NBの竹本一彦監督は「(開幕戦は)非常に楽しみ。ドラマティックで『ここまでできるぞ』というゲームをしたい。チケットは完売して中継も入る。そうした期待を担う試合をしたい」と話せば、DF清水梨紗は「ベレーザらしく、つないで、縦への力強さを見せたい。個人的にもチームの力になれるように一生懸命、走りたい」と抱負を語った。

構想・準備3年で開幕を迎えるWEリーグ。その意義について岡島喜久子チェアはこのように語った。

「(今夏のオリンピック東京大会で)なでしこジャパンは自国開催で期待が大きかったこと、2011年W杯優勝の印象が強いため、今回のベスト8が残念な結果とみられている。ただ日本の力が下がったというより他国の力が上がったことが大きい。例えば、絶対的王女だったアメリカはオリンピックで4回優勝の実績がある。そのアメリカが今回、初戦のスウェーデンに0−3で負け、準決勝でカナダに負けた。つまりアメリカがずば抜けた時代は終わった。その一方、ヨーロッパではリーグのプロ化によって、各国のレベルがあがった。2019年W杯でのベスト8を見るとアメリカ以外、すべてヨーロッパの国だった。そのことからプロ化が競技力強化に大きな力になっているのは明らかと言える」

競技力強化にはプロ化が必要なことと強調、さらに外国籍選手を獲得することで対世界に役立つとも示した。

WEリーグ成功には岡島チェアの言葉を借りれば、スタジアムの付加価値をつける、そして興味をもってもらう発信や活動が大切だがそこが大きな問題。

リーグでは1試合平均観客数5,000人を目標としている。しかし状況は厳しい。コロナ禍であることを差し引いてもWEリーグの認知面はまだまだ低いのは明らか。

そのためにはまずは見てもらうこと。興味・関心を持ってもらうこと。ここが出発点。

岡島チェアは子供たちにアプローチすべく、会場に消防車、パトカーの展示を各地でお願いするなど、あの手この手で集客に躍起だ。

地道な活動が新規拡大につながるか。今後もさまざまな知恵とセンスが試されそうだ。

待ちに待った女子プロリーグの開幕まで、あと6日。


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