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浦和レッズレディースニュース|なでしこジャパンの池田咲紀子「甘んじてはいない。したたかに出番を狙う」|レッズプレス!!

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なでしこジャパンの池田咲紀子「甘んじてはいない。したたかに出番を狙う」

(石田達也)



6月10日(木)の国際親善試合・ウクライナ女子代表戦(広島)と13日(日)のMS&ADカップ2021・メキシコ女子代表戦(栃木)に向けてキャンプを行っているサッカー日本女子代表、なでしこジャパンの池田咲紀子がきょう6月7日(月)、オンライン会見を行った。

まず、記者がピンク色に染めた髪の毛についての理由を聞いてみると「特に意図はない(笑)。ピンクにしたことでいろいろな選手と話すようになったし、コミュニケーションが増えて、自分としてはポジティブだと思っている。しばらく続けていく」と大きな笑顔で答えてくれた。

東京五輪のグループステージ初戦が7月21日(水)に迫っている。気持ちの昂ぶりや実感について質問すると、池田は次のように話した。

「代表のキャンプに来ると、初戦まで何日なのか確認する。いよいよだと感じている。時間がない中でも、後悔しないようにやっていこうと思っているし、楽しみな部分も増えてきている」

GKの選手は、ピッチに一人しか立つことができない。キャンプでは、それぞれが切磋琢磨しながらアピール中。池田はフィールドプレーヤーと連係しながらボールを動かし、局面では前向きにトライする声掛けなどのコーチングを意識しているという。

「代表チームで求められているのはシュートストップ。常に求められているビルドアップは自信を持って取り組んでいる。シュートストップはまだまだ足りない部分もあるので伸ばしたい。クロスからの失点も多いと思うので、DFとの連係で強さを出していきたい」

細かくつないで相手陣内に攻め込むことが日本女子代表の持ち味でもあるが、そこがうまくいかなければ強みが半減してしまう。

池田は「チャンスがあれば相手DFの背後に入れるボールや、切り替わった時に長いボールをフィードしたりするなど、早い判断から攻撃につながるよう違いをみせたい」と言う。そのために「キックの質や種類は増やす取り組みをしてきた。攻撃の一歩になるようにしたい」と力強く話した。

GKとして冷静な判断でゲームをコントロールすること、プレーの質を上げ、適格なコーチングで求められる役割を表現すること、何よりもチームを勝利に導くプレーがアピールにつながっていくはずだ。

1つの椅子を賭けたサバイバルレースだが、池田は自分自身への期待を次のように口にする。

「今まで2番手で来ているが、甘んじていた訳ではない。言い方は悪いが、したたかに出場する機会を狙っているし、チャンスをもらえれば100%のプレーができるように意識をして、ずっと取り組んできた。評価してもらえている部分もあるのでチャンスで発揮できるように。結果を残したい強い思いがある」

東京五輪への強化や選手選考は、いよいよ最終段階に入った。三菱重工浦和レッズレディースの守護神は、強い覚悟をもって前に進んでいく。

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