きょう14日(木)、浦和レッズレディースはビデオ会議システムZoomを使って森栄次監督と記者をつなぎインタビューを行った。
チームはトレーニングを再開させているが、「着々と準備は出来ている。選手もやる気が出ているし、(開幕は)楽しみな一戦になる」と意気込みを口にした。
自粛期間も長かったこともあり、技術的なものよりも体力の回復に重点を置き、ゲーム中心にトレーニングをしているとのこと。
今シーズンは、どんなプレーを表現するのかという質問に対して森監督は「全員で1つのボールを追いかける。積極的に相手の弱点・スペースを突く。今は、守備や球際を強化していて、高い位置でボールを奪いショートカウンターを仕掛け、ボールの回収率を高くしたい」と答えた。
気になる新戦力のフィットについては「猶本(光)や上野(紗稀)という実力者が入ってくれたことで層が厚くなった。表現できれば迫力のあるサッカーができる」と胸を張った。
昨シーズンから取り組んでいる“ボールを保持”するサッカーのベースは変わらずに継続して行く構えだ。
プレナスなでしこリーグは18日(土)のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦から開幕する。当面の2試合はリモートマッチだ。「応援がないので、沸き立つ感じないのが残念」と正直な気持ちを口にした指揮官。
目指すはリーグの頂点だ。
森監督は「昨年は、どこまで出来るかという部分もあったが、選手が思った以上にやってくれて2位。選手も私自身も自信になった。今シーズンは選手が『タイトルを獲りに行きたい』と口にしている。当然だがリーグ戦と皇后杯を獲りに行く」と力強く語った。
結果と内容を追及し、二冠を目指す。それがチームを応援してくれる人への恩返しになる。
(石田達也)