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浦和レッズレディースニュース|[女子]皇后杯決勝は日曜日〜森栄次監督の流儀|レッズプレス!!

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[女子]皇后杯決勝は日曜日〜森栄次監督の流儀

観ている側は、晴れ晴れとした気持ちになる。それがいまの浦和レッズレディースのサッカー

12月26日(木)、第41回皇后杯の決勝を日曜日に控えた浦和レッズレディースは、さいたま市内で練習を行った。クラブハウスを出てウォーミングアップエリアへ向かう間も、ゲーム練習が始まる前も後も、その表情はとても明るい。いつも通りだ。そしてゲーム練習前、正木裕史ヘッドコーチから掛けられる声も、いつも通りだ。

『ボールへプレッシャーをかけにいく』
『コンパクトな陣形で、高い位置でボールを奪う』

この2点を軸に、今、浦和レッズレディースは動いている。

「俺の練習は単純でしょ。そんな難しいことはやらない」と語るのは、森栄次監督自身だ。森監督の指導法は、非常にシンプル。「選手に、気持ち良い汗をかかせること」が、森監督の大事にしている考えだという。

1人1人が思い描いたプレーをスムーズに遂行するだけでも難しいのに、それがゴールに直結する連携となれば、より阻む壁は増える。それを達成した時は、これほど気持ちが良いことはない。今、まさに選手らが体現している、試合終了の笛が鳴るまで走り続けられる運動量と、頭のなかの柔軟性は、日々の練習の賜物だ。

練習後、森監督に「エース菅澤優衣香や、さらに柴田華絵と栗島朱里のダブルボランチの好調さの理由」を尋ねた。答えは、フィット感。相手がマークにつききれないほど、よく身体が動いているように感じると語った。

1年前ならば、同じようなサッカーをしていても、残り20分ぐらいでバテていただろう。INACやベレーザのようなチームは、少しのスキも見逃さない。いまは、残り20分間で試合の行方を変えられる。

その裏には、良い汗をかいている選手がたくさんいるということ。最後まで走りきれるのだ。だからこそ、指揮官は、途中出場の選手を“勝敗を分けるカギ”として自信を持って送り出せる。

観ている側は、晴れ晴れとした気持ちになる。そんな気持ちにさせてくれるから、人はまた、スタジアムに足を運ぶのだろう。今回は、まだ浦和レッズレディースのサッカーを体感したことがない方も含めて、是非ともNACK5スタジアム大宮に集まって頂きたい。そして、選手たちが「ここは、ホームスタジアムか」と錯覚するぐらいに、スタンドを赤で染めてもらいたい。

12月29日(日)、皇后杯決勝は午後2時キックオフ。


(有賀久子)

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