第41回を迎える皇后杯は、今週末の12月22日(日)に準決勝を迎える。ここから舞台をNACK5スタジアム大宮へ移し、12月29日(日)に皇后杯が勝者の手に渡る。
2回戦から登場した浦和レッズレディースは準々決勝までの3試合すべてで完封勝利。守備面の改善を進めている森栄次監督は「評価できるところだ」と木曜日の練習終了後、あらためて語った。
19日、チームはゲーム形式のメニューを中心にトレーニングを行った。準々決勝のマイナビベガルタ仙台レディース戦で活躍した選手に加え、吉良知夏などベンチスタートだった選手も上々のコンディション。果敢にゴールを狙い、決めていた。
Eー1選手権で優勝したなでしこジャパンのメンバーは19日(木)から合流。全員がそろって状態を合わせ、22日(日)のINAC神戸レオネッサ戦に臨む。
今季終盤は台風19号の影響で練習場が使用不可となり、会場を転々としながらトレーニングを積んでいる。当初は慣れない環境の連続に気を張ってプレーしていたというが、現在は「あらゆる環境で対応できるようになった。試合も会場ごとに感触は違うものだし、その練習であるともとらえている」と気持ちに余裕が感じられたのはCBの長船加奈だ。長船はEー1で大会MVPに輝いた南萌華と組む。リーグ終盤、試合に出ることができなかった悔しさをこの場で晴らしたいと意気込んでいる。
皇后杯は観戦が無料だ。ぜひ、スタジアムを浦和レディースのホームになるように、後押しをお願いしたい。
(有賀久子)・・・・・・