6月14日(金)、FIFA女子ワールドカップフランス大会2大会ぶりの優勝を狙うなでしこジャパンが1次リーグ第2戦でスコットランドと対戦し2―1で勝利を手にした。
浦和レッズレディースの菅澤優衣香がフォワードの一角として先発起用された。
勝点3だけを狙うなでしこジャパンは、キックオフの瞬間からアグレッシブな姿勢を見せる。ファーストシュートは7分、中島依美が右足ボレーで相手を慌てさせる。17分には岩渕真奈が角度のない位置からシュートで狙うなど気迫を感じさせるプレーを見せた。すると23分に岩淵の右足でのミドルシュートがゴールに突き刺さった。
ボールを追い越す動きを見せた攻撃陣、それに対して菅澤がポストプレーを受けるなどし、良い流れの中で攻撃を仕掛けていった。
ゴール前で強さを見せていた菅澤がファウルを受けPKのチャンスを得ると、37分に自らがこれを沈めた。
対するスコットランドはシンプルに長いボールを入れ縦に速い攻撃を仕掛けたが、日本は冷静に対処し、試合を進める。
セカンドハーフを迎えるとクロス攻撃とセットプレーの数も増え、さらなる追加点の期待も膨らんだ。それでも78分にはピンチ。攻撃に比重をかけてくるスコットランドのコーナーキックはポストに助けられる。フィジカル的にもキツい時間帯となり、88分には不用意なパスミスからミドルシュートを捻じ込まれ失点したが、1点差を何とか守り切って、今大会初勝利をつかんだ。
FWの2人が得点を取りチームに勇気を与えた。もちろん反省材料もあるが、勝利がチームを前進させる材料となる。
なお、次節なでしこジャパンは日本時間20日(木)午前4時からイングランド女子代表と対戦する。
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