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浦和レッズレディースニュース|[女子]皇后杯準決勝に向けて調整を続けるレッズレディース。エースの得点力に期待[練習レポート]|レッズプレス!!
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[女子]皇后杯準決勝に向けて調整を続けるレッズレディース。エースの得点力に期待[練習レポート]
皇后杯JFA第40回全日本女子サッカー選手権大会のベスト4にまで駒を進めた浦和レッズレディース。29日(土)にパナソニックスタジアム吹田で行われる準決勝に臨むチームを、26日(水)に取材した。
夕方に選手が集まると、およそ90分間、熱のこもったトレーニングは実施された。
ピッチ各所に散らばった選手らは、パス&コントロールのメニューを消化する。“止める・蹴る”を徹底。ファーストタッチを重視しながらリズム良くプレーしていく。頭の中では相手のマークをはがすことをイメージしている。
次に3組に分かれてボール回しを行う。徐々に体に熱を入れ、ボールとのフィーリングを確認した。
さらに、ハーフコートでの、ビルドアップからクロス、そしてシュートで終えるトレーニングを消化した。
正木裕史監督は「自分たちから仕掛けること」、「大外を使う意識を持つこと」、「選択肢をもってプレーをすること」といくつかの注意点を口にしながら、うまくいったプレーには手をたたいて選手を鼓舞する。
その後、ピッチ中央に縦約30メートル、横約15メートルのエリアを作って6対6のゲーム形式のメニューを実施すると、次にその大きさをペナルティーエリア付近まで広げてゲームを行った。
準決勝の対戦相手はリーグ女王で大会連覇を狙う日テレ・ベレーザだ。この難敵を倒さない限り、タイトル獲得はない。
この日、コンディション調整のため途中から別メニューとなった“エース”菅澤優衣香は「チーム全員でタイトルを目指しているし、そのために1日1日の練習を大切にしている」と話した。
今回の皇后杯ではハットトリックを含む、3試合で5得点とエースの肩書に恥じない活躍をしている。菅澤は「難しい試合になるがチャンスを決め切れば勝利できる」と意気込んだ。
スピードや球際での勝負など、シーズン終盤にかけ調子が上がっているからこそ、指揮官はエースの働きぶりに太鼓判を押し、こう言った。
「得点を取ることが自分の仕事だと分かっている。難しいコンディションの中で、出られない選手のぶんまで責任を感じているからこそ、あのパワーが出ている」(正木監督)。
ボールを持つ勇気、ボール受ける勇気を持つことを失ってはいけない。受け身にならず、積極的なサッカーを表現することが試合の行方を左右するだろう。
“平成”最後の大一番。目指すは勝利だけだ。
(石田達也)
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