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浦和レッズレディースニュース|U−15全国大会 いよいよ準々決勝!|レッズプレス!!

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U−15全国大会 いよいよ準々決勝!


トップチームのセレッソ大阪戦の翌日7月23日(月)、浦和レッズレディースジュニアユースはJーGREEN堺で「JFA 第23回全日本U−15女子サッカー選手権大会」の2回戦に臨み、関東予選でもぶつかった栃木サッカークラブレディース(関東4/栃木)と対戦した。

試合会場には立花洋一副社長、中村修三GMの姿があり、また前日の1回戦では、わずかな時間ながらトップチーム関係者の応援もあって、浦和レッズ全体として、浦和レッズレディースジュニアユースの連覇を願っていることが感じられる。

大会は、連日の猛暑による熱中症対策として、第1試合、第2試合目とそれぞれにキックオフを15分早めたものの、23日(月)は第1試合、浦和レッズレディースOGの小金丸幸恵がGKコーチを務めるアルビレックス新潟レディースU−15(北信越1/新潟)と北海道リラ・コンサドーレ(北海道2/北海道)の対戦時、公式記録では33.1度を表示。当然ながら、チーム関係者は万全の準備で対応しているが、選手たち自身も体力と集中力が求められる大会になっている。

栃木SCレディースとの試合は、神戸慎太郎監督が「前回の対戦(関東予選の準決勝)の時よりも、さらに浦和を研究していた」と話す通り、出足の早さや球ぎわの強さなどは栃木が序盤から上回り、浦和にサッカーをさせなかった。さらに、栃木には快速の持ち主、背番号7猪?結子(いのせ・ゆうこ=14歳)がおり、浦和守備陣は最初から最後まで猪瀬に神経を使い、思わず身体で止め、警告を受けてしまうほどの手強い相手となった。

開始早々からリズムがつかめないまま、迎えた9分、試合を動かしたのは栃木。得点を許すと浦和の選手たちの表情は一気に曇り、コーチングの声も小さくなった。消極的なプレーが目立つようになる中、神戸監督は前・後半1回ずつの3分間のクーリングブレイクを利用し、選手一人ひとりに的確に指示を与え、頭の中を整理させた。そこでは「前半で1点取り返せないなら、終わりのつもり行け!負けるぞ。相手は球ぎわに強いぞ」と選手の気持ちを刺激する言葉を投げかけることも。

すると、少しずつ浦和の動きは良くなり、前半終了間際の29分、前日はサイドバックとしてプレー、この2回戦ではアンカーとしてピッチに立った竹田真菜(たけだ・まな=14歳)が、神戸監督の期待に応え、豪快にミドルシュートを放った。GKは反応したがシュートの威力が勝り、見事にゴールネットを揺らした。

相手の意表をつくシュートで同点とし、チームに落ち着きが戻ると、ここから浦和の時間帯が始まる。続く30+2分には丹野凜凜香(たんの・りりか=15歳)が、左サイドをドリブルで進入すると、その勢いのまま、ニアサイドからシュートを放ち、2ゴール目。前半のうちに2−1と逆転に成功した。

しかし、さすが全国大会。関東予選では出場権獲得後ということもあってか、点差が開くと戦い方を変えてきた栃木だったが、負けたら終わりのノックアウト方式。逆転を許しても、最後まで足を止めず、後半も怒涛の攻撃を仕掛けてきた。52分、栃木MF岡田知里(おかだ・ちさと=13歳)にゴールを奪われ、2−2。30分ハーフの大会において、少し延長戦のことが頭を過ぎった57分、後半出場の佐々木ユリア(ささき・ゆりあ=15歳)が再び逆転に成功し、接戦となった試合を3−2で制した。

チームは休養日を過ごし、きょう7月25日(水)いよいよ準々決勝を迎える。対戦は、同じ埼玉の白岡SCL。2回戦に続き、またも同じ関東予選を戦った手の内を知り尽くした相手とぶつかる。10時35分から、同会場のS3で戦う。

なお、ベスト8のカードは、関東予選で1位の日テレ・メニーナ・セリアス(関東1/東京)VS名門・神村学園中等部女子サッカー部(九州1/鹿児島)、新潟にPK戦で勝利した北海道リラ・コンサドーレVS関東予選通過のノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ、同じく関東予選通過のジェフユナイテッド市原・千葉レディースU−15VS2016年度優勝、2015年と2017年で準優勝チームのJFAアカデミー福島となる。

《メンバー》
GK神立美百合
DF新井みゆき、平中響乃、岡村來佳、小松愛(交代※46分/→佐々木ユリア)
MF竹田真菜、新澤そら、角田楓佳
FW丹野凛凛香、西村紀音、西尾葉音(交代50分/→竹内愛未)

《神戸慎太郎監督》
(栃木とは)関東予選の準決勝で同じ対戦となり、その時も先制点を奪われた。関東予選では運良く前半に同点にすることができ、ハーフタイムできちんと修正し、後半に一気に点を取ることができたが、きょうはさらに相手に研究されてきて、球ぎわで負けたりしたことがこれだけ苦しい展開になってしまった原因かなと思う。(クーリングブレイクによって)1つの試合の中に4つの場面が生まれ、うまく切り替えながら、スコアを考えながら指示を送ることができる。(この大会では)ストライカーというか、点を取ることができる選手がいるチームが鍵になる。優勝するチームにはそういうストライカーがいる中で、浦和にはそのストライカーがいない。みんなでやらせないように頑張って守備をすることが必要になる。

(有賀久子)

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