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浦和レッズレディースニュース|17日から始まった交流戦、打ち上げ|レッズプレス!!

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17日から始まった交流戦、打ち上げ



2月17日(水)から21日(日)まで、千葉県内では『なでしこ交流戦in千葉』が行われた。開幕前の腕試しとして組まれている交流戦は、サイデン化学など協賛企業各社や市原市の後援があり、今季で5度目の開催となる。地元ジェフユナイテッド市原・千葉レディース、浦和レッズレディースらプレナスなでしこリーグ所属クラブや韓国の国民体育振興公団など7クラブが集い、選手たちはチームで寝食を共にしながら、連日、午前・午後の2試合のトレーニングマッチに臨んだ。

浦和は、きのう2月20日(土)に最終日を迎えた。2013年9月より指揮を執り、今季で4季目となる吉田靖監督は、新戦力となる筏井りさ(千葉レディースより移籍)や塩越柚歩(昇格)、木崎あおい(昇格)を積極的に起用した。浦和の先発メンバーは下記のとおり。

《ベガルタ仙台戦先発メンバー》
GK池田咲紀子
DF塩越柚歩・長船加奈・高畑志帆・臼井理恵
MF木崎あおい(交代※46分/→白木星)・栗島朱里・柴田華絵・筏井りさ
FW後藤三知・吉良知夏

昨季浦和を退団し、今季より完全移籍で仙台に加入した岸川奈津希が先発出場した。岸川は、前半センターバックで、後半ボランチでプレーしていた。前半、浦和は全体的にボールが足もとに収まらず、崩し切れない。高い位置でボールを奪って保持しても、次の一手が出る前につぶされ、単発な攻撃が続いた。

一方の仙台は最終ラインでボールをつなぎながら、縦に速いボールを入れ、個のスピードを生かす持ち前のカウンター攻撃で、何度か浦和ゴールを脅かした。

浦和にリズムが出てきたのは、ハーフタイムを経てからの後半。後半からボランチの木崎あおいに代わり、白木星が投入され、白木は前線へ。木崎が位置していたボランチには右の柴田華絵が、右には前半、逆サイドでプレーしていた筏井が入り、FW後藤三知が前線から筏井がいた左へ移り、残り45分間をプレーした。

仙台の戦い方が選手交代を重ねる中で変わり、それによって浦和の前線からのプレスはようやくかかり始めた。2トップの1人、吉良知夏が「守備がはまるようになったので、攻撃もバランスが良くなった」と話せば、柴田は「攻撃のバランスが良くなり、守備も良くなった」と振り返った。2人の言葉で、後半の全体のバランスが改善されたことが分かる。ボールがまわり出し、サイドを生かしながらの浦和の攻撃が目立つようになった。

それでも浦和の時間帯で得点を決めきれなかったためか、65分過ぎから、何度か仙台に押し込まれる場面もあり、78分には、仙台のシュートがバー直撃のひやりとする場面も生まれた。なでしこリーグナンバーワンとも言える鋭い速攻を持つ仙台には、やはり得点機を逃さないことが重要になる。

仙台戦は結果スコアレスドローに終わり、午前の部は終了した。15時キックオフのアルビレックス新潟レディース戦は練習生など大幅にメンバーを変更して行われた。結果は第1試合と同じスコアレスドローとなった。

今季の交流戦参加クラブはベガルタ仙台レディース、浦和レッズレディース、アルビレックス新潟レディース、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース、ノジマステラ神奈川相模原、岡山湯郷Belle、国民体育振興公団(KSPO=韓国)だった。

《試合結果》
2月17日(水)対ノジマステラ神奈川相模原 3ー1(0ー0)
2月18日(木)対国民体育振興公団 1ー3(1ー0)/対岡山湯郷Belle 2ー0(1ー0)
2月19日(金)対アルビレックス新潟レディース 1ー0(0ー0)/対ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0ー0(0ー0)
2月20日(土)対ベガルタ仙台レディース 0ー0(0ー0)/対アルビレックス新潟レディース※2試合目

《吉田靖監督》
昨季より、手応えは良い。新加入選手も良い。筏井りさも頑張っているし、きょうの仙台戦で言えば、右サイドバックに塩越もいるし。いろいろな競争ができて良い。19日に新潟と、20日に仙台と試合ができたが、よい物差しになる。ある程度、やれそうな感触があって良かった。

《吉良知夏》
後半の方がボールを持てた。守備もはまったので、全体のバランスが良く、攻撃も(良かった)。後半は相手も変わり、自分たちフォワードが相手のセンターバックに対してプレスをかけやすかった。(岸川)奈津希とは前半、センターバックと前線でマッチアップした。奈津希がボールを持った時、プレースタイルはよく分かっているのだから、パスを出させないようにしなくちゃいけなかったが、前半は(センターバックに対して)プレスをかけきれなかった。(筏井りさは)走ったら、良いところにボールを出してくれるし、セットプレーでも得点できそうな感じを受けた。(セットプレーの)ボールが、ほぼ味方が触れられている。(リーグ戦では)決めていきたい。

《柴田華絵》
攻撃のバランスが良いと、守備も良くなる。後半がそうだった。(岸川奈津希は)さすが、強かった。良いボールも出していたし。仙台のカウンター攻撃はやっぱり速かった。まず、足が速い。身体能力が良いんだと思う。(筏井りさは)キックが上手。

《塩越柚歩》
前半は守備の時間が長くなってしまったが、後半の方がチームにリズムが出てきたし、自分自身も試合にも慣れ、自分らしいプレーを出せるようになった。連日、試合に出場できて良かった。


《移籍組・岸川奈津希》(ベガルタ仙台レディース
仙台は、優勝を狙う。チーム全体が「タイトルを獲りたい」ではなく、「タイトルを獲る」という気持ちでいる。最初のミーティングでも、そういう言葉があった。そこに向けて、自分も頑張っている。2月2日に合流し、これまでは走りがメイン。この交流戦でゲームを重ね、戦術を確認しているようなもの。でも、やりやすい。怪我なく、ここまで準備できている。

《移籍組・田尻有美》(ノジマステラ神奈川相模原)
(ノジマステラ神奈川相模原の)練習では、ここまで今までの比じゃないくらいに走っている。元気にやっている。出場をしっかりと狙いながらも、まずは慣れることから。そうは言っても、開幕は間近。ちゃんと結果を出しながらも、自分の中でも。その自分の結果をチームの結果にもつなげられるようにしていかなければいけない。





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